第5回
2018.05.23 wed
2018.05.24 thu
DOMAIN&FUNCTION
アグリビジネスモデル
研究会
REPORT
1日目
05.23 wed
全国の耕作放棄地を再生!社会課題を解決するビジネスモデル
視察&講演株式会社マイファーム
取締役CMO木本 一花 氏
取締役CMO木本 一花 氏
学びのPOINT
1. | 耕作放棄地を再生 |
(1) | 社会課題である耕作放棄地から収益を得るビジネスモデルを実現 |
(2) | 人と自然の接点、地権者と消費者の接点を生み出している |
(3) | 気軽に農業ライフが体験できる場を全国各地に展開 |
2. | アグリイノベーション大学校 |
(1) | 新規就農者を育成する目的で、週末開講型の農業スクールを設立 |
(2) | 農業技術と農業経営の両面を学ぶ場である |
(3) | 2011年に創設し入学者数は累計1,100名を突破 |
3. | ネットで農地の検索もできる |
(1) | ソフトバンクテクノロジーとの合弁会社を設立 |
(2) | 全国各地からの引き合い多数 |
ココがスゴイ!地権者と利用者から収入を得る
ビジネスモデル設計
いま、全国で耕されなくなった「遊休農地:耕作放棄地」が増えている。マイファームは地権者と利用者、双方のニーズを満たす体験農園を事業パッケージ化。全国展開している。
2日目
05.24 thu
ノーリツ鋼機グループ初のコーポレートベンチャー
講演NKアグリ株式会社
代表取締役社長三原 洋一 氏
代表取締役社長三原 洋一 氏
学びのPOINT
1. | 工業分野から農業への新規参入 |
(1) | 「食べることでベネフィットのある食品」を提供 |
(2) | 工業出身の視点から、環境・栽培記録を徹底収集。制御ではなく予測へと考え方を転換 |
(3) | 営業と生産のコミュニケーションを円滑化し、需要を捉えた生産をする |
2. | 既存の流通規格にとらわれない視点 |
(1) | 消費者が求めている野菜を追求した商品開発 |
(2) | 変動する需要に向き合い、量販店へ安定した供給を行なう為の地域間連携を実現 |
(3) | サイエンス・テクノロジーを活かした予測・検証・生産 |
3. | 商品のブランディング、販売戦略 |
(1) | 見た目・形ではなく、味・栄養価で勝負 |
(2) | データの活用で、販売量・流通期間の拡大 |
(3) | 加工品を開発し、ラベリングで野菜の認知UP |
Key wordバイヤーには「機能」を、
消費者には「味」を提供
生産者・バイヤー・消費者をつなぐビジネスモデルを展開。見た目や形以上に味や栄養価を保証する「こいくれない」は、全国4,000店舗の量販店に流通する高付加価値ブランド。
Voice 参加者の声
<株式会社マイファーム>
取り組み方次第では、山間の耕作放棄地も利用できる可能性が見えた。また自社の強み(ネットワークや農業技術)をどう活かすかを考えて事業を展開されていると感じた
取り組み方次第では、山間の耕作放棄地も利用できる可能性が見えた。また自社の強み(ネットワークや農業技術)をどう活かすかを考えて事業を展開されていると感じた
建設業・幹部
<NKアグリ株式会社>
量ではなく食感や栄養分などに軸を置いた商品づくりにより、流通規格に合わせないことが成功要因と感じた。自社でも行ないたいビジネスモデルで大変参考になった。
量ではなく食感や栄養分などに軸を置いた商品づくりにより、流通規格に合わせないことが成功要因と感じた。自社でも行ないたいビジネスモデルで大変参考になった。
農業資材商社・社長
懇親会の様子
第6回目は、政府が出資した地域ファンドの第1号の投資先となった「株式会社OcciGabi(オチガビ)」の視察・講演。農業と観光が融合する丘のまちでJAで初のフレンチレストランを開設した「JA美瑛」の講演となります。