第6回
2018.07.05 thu
2018.07.06 fri
DOMAIN&FUNCTION
アグリビジネスモデル
研究会
REPORT
1日目
07.05 thu
日本一のワイナリーを目指すオチガビワイナリーの挑戦
視察&講義株式会社OcciGabi
専務取締役落 希一郎 氏
専務取締役落 希一郎 氏
学びのPOINT
1. | 日本一のワイナリーへ |
(1) | 北海道の田舎(余市町)で、1次→2次→6次化を推進 |
(2) | ワイナリーではワインを作るだけでなく、体験型ワイナリーとすることで観光客の取り込みに成功 |
(3) | 自社農園のブドウから1本8,000円という高付加価値ワインを製造 |
2. | ターゲットを絞り、こだわりを徹底する |
(1) | ターゲットは女性。お子様の施設内立ち入り禁止により顧客数増を実現 |
(2) | 女性のためにエステティックを提供 |
(3) | 敷地内にバラを栽培し、敷地内結婚式も実施(年間100組) |
3. | 施設のメンテナンスは自分で実施 |
ココがスゴイ!ターゲットを絞り、女性を大切にする
6次化産業のポイントは販売。東京、札幌に8,000名の会員がいる。会費10,000円で自社のワインを現地で贈呈。ターゲットを絞る事で、ワイナリーの価値が届きやすくなる。
2日目
07.06 fri
JA美瑛の取り組みと今後の戦略
講演JA美瑛
代表理事組合長熊谷 留夫 氏
代表理事組合長熊谷 留夫 氏
学びのPOINT
1. | マーケティング+ブランディング |
(1) | 四季彩の丘には年間180万人の観光客に「来ていただいている」 |
(2) | 多様な作物が栽培可能(トマト、小麦、トウモロコシ等)。年間100億円以上の生産高で付加価値づくり |
(3) | 良いものを選りすぐり、提供する(食に対するニーズは高品質ものへ) |
2. | 美瑛選果のこだわり |
(1) | その道の"プロ"と連携し、高付加価値商品を開発する |
(2) | 良いものを適正価格で販売 |
(3) | 食育事業で、学校給食にパンを無償で提供。美瑛のパンを食べると市販のパンを食べなくなるほどのおいしさ |
Key word美瑛選果という付加価値づくり
= 評価されてこそのブランド
- ブランドとは自分たちが決めるものでなく、お客様に評価されてこそブランドとなる
- 新しいことを始めるには「若者、よそ者、ばか者」が必要
Voice 参加者の声
<オチガビワイナリー>
今後のワイン業界の環境の変化に対応しなくてはならないことや、新しい技術を取り入れているワイナリ―は大変参考になった。
建設業・幹部
<JA美瑛>
地域をブランド化し、農作物をブランド化する等、戦略的な事業拡大を行なわれている。地域活性化との好循環となっている良い事例だった。
製造業・役員
メンバーディスカッションの様子