第5回
2019.06.27 Thu
2019.06.28 Fri
DOMAIN&FUNCTION
アパレルビジネス・
イノベーション研究会
REPORT
1日目
06.27 Thu
「10年後も着たくなる服」をコンセプトに掲げるブランド
講師株式会社 10YC
代表取締役下田 将太 氏
代表取締役下田 将太 氏
学びのPOINT
①全ての工場と直接取引を行い、消費者へは定期的に直接販売を行っている。手間はかかるが、ニーズを素早く反映させることができたり、中間マージンを省いて工場に支払う賃金を上げることができる。
②服の生産者・生産工程・原価を公開している。あえて消費者の目に触れさせることで、服作りの過程や生産に携わる人の存在を意識してもらい、今までデザインや価格でしか判断できなかった服に新たな購入基準を与える狙い。
③汚れた白シャツを他の色へ染め替えるカラーリフォームサービスを行っている。顧客価値を最大化し、製品寿命を伸ばすと共にリピート顧客の獲得にも繋がっている。
Innovation Point効率より工場と顧客の豊かさを大切にする
売り手の仕組みを構築
生の声を直接現場へ伝えることで顧客の要望をスムーズに反映させ、排除した中間マージンは工場の設備投資や人件費に使ってもらう。結果として、着る人も作る人も豊かになる売り手の仕組みづくりを目指す。
2日目
06.28 Fri
業界初のSPA型靴下専門店「靴下屋」
講師タビオ株式会社
代表取締役社長越智 勝寛 氏
代表取締役社長越智 勝寛 氏
学びのPOINT
①1982年、三ノ宮地下街で靴下専門店を期間限定でオープンしたところ、坪効率No.1に。これをきっかけとして「靴下屋」をオープン。
②店舗‐営業部‐商品部‐工場、さらには協力工場間でもデータをオープンにし、シームレスに連携することでリアルタイムな生産管理、スピーディーに高品質な売れるものづくりを実現。
③経営理念にも掲げている「不易流行」を軸に、Made in Japanの品質を追求しながら、経営にデジタルを融合。「iPadレジ」「タビオサーチ」「タビオアプリ」といったデジタル活用により、近年はオムニチャネル化を推進。日本の靴下産業の永続を目指す。
Innovation Point「品質」× 「スピード」×「臨機応変」
で実現するTabioのSPAモデル
JIS規格よりさらに厳しい自社基準を設定する徹底した品質へのこだわりや、発案から最短3日でテスト販売を実施するスピード感。店舗‐工場‐本社をシームレスにつなぎ、臨機応変に対応することで売れる商品を生み出し続ける。
Voice 参加者の声
「役に立たないけど意味がある」商品を求めるお客様がいらっしゃるのがアパレル業界の魅力であるというお話に共感しました。商品を想いを込めて作り、それを消費者に伝えるという努力をしていきたいと思いました。
織物・婦人・子供服卸売業
代表取締役社長
代表取締役社長
ニッチではあるが、日常生活で欠かすことができない靴下に特化し、好業績を続けているのは、その企業理念と品質へのこだわりが支えているからだと感じました。
ユニフォーム販売業
常務取締役
常務取締役
第6回目は、ファッションテックモデルについて学びます!