2017.10.27





☆ 「時間がないから学べない」と言っていませんか?

 「働き方改革」の旗印のもと、勤務時間の短縮やテレワークなど、働く環境をどうするかが話題となる中、後回しにされがちなのが「人材育成」です。
 残業禁止などで勤務時間は短縮されるのに、顧客からの要望は益々難しくなり、忙しさだけが増している。これが多くの働く人々の実感ではないでしょうか。そんな中で集合研修を実施しようとすれば、「こんな忙しい時に...」と嫌がられるのは簡単に想像がつきます。


 では、「学び」の時間は本当に仕事の阻害要因なのでしょうか。
 多くの人の仕事ぶりを見ていると、むしろ逆ではないでしょうか。つまり、仕事が忙しくて学ぶ時間が無いのではなく、効率的な仕事のやり方を知らないから、時間がかかる割に成果につながっていないのであり、適切な「学び」こそが生産性向上への近道と言えます。
 確かに集合研修は、会場までの移動時間を含めると拘束時間が長く、また年に数回しか参加できないという難しさはありますが、ディスカッションなどを通じたダイレクトな刺激があります。一方、通信講座やeラーニングは、時間や場所の制約は無いものの、内容が一般論で即効性がなかったり、学習のモチベーションを維持するのが難しかったりということが課題です。


 時間もコストも限られる中で大切なことは、「研修をする・しない」「リアル・Web」という二者択一ではなく、自社の実態に応じてあらゆる手段を組み合わせ、最適な学びの場を創出することなのです。
 来年度の教育計画を立案されるこの時期、ぜひ、自社に適した学びの形を検討してみてはいかがでしょうか。


戦略総合研究所
藤坂 賢年