vol.3 世の中の役に立ち、喜んでもらえる会社が、
100年続く企業となる
大和ハウス工業 樋口 武男氏 × タナベ経営 若松 孝彦

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未来に貢献する「ア・ス・フ・カ・ケ・ツ・ノ」事業

 

【図表】21 世紀の世の中の役に立つ新規事業のキーワード

【図表】21 世紀の世の中の役に立つ新規事業のキーワード

 

若松 大和ハウス工業の新規事業コンセプト「ア・ス・フ・カ・ケ・ツ・ノ」も、先見性の高い戦略キーワードです(【図表】参照)。「明日、不可欠の事業」。樋口会長は、こうした言葉選びがうまいですね(笑)。

 

樋口 アは安全・安心、スはスピード・ストック、フは福祉、カは環境、ケは健康、ツは通信、ノは農業を指します。この「ア・ス・フ・カ・ケ・ツ・ノ」が、21 世紀の社会に役立つ新規事業のキーワードです。

 

若松 全くの新規事業については、ベンチャー企業への出資も行っていらっしゃいます。

 

樋口 高齢化が深刻な問題になっており、その打開策の一つとしてロボットスーツが注目されています。当社は10 年ほど前から筑波大学発のベンチャー、サイバーダインに出資。総販売代理店として『ロボットスーツHAL® 福祉用』をリース販売しています。
 また、大型リチウムイオン蓄電池の開発を行うエリーパワーにも出資。太陽光や水力、風力といった自然エネルギーで発電した電気をためて使うシステムを導入すれば、環境面で社会に大きく貢献することができます。

 

若松 事業や会社への出資を見極めるポイント、着眼点は何ですか。

 

樋口 経営者の人となりと技術の革新性です。そして、世の中の役に立ち、喜んでもらいたいという理念を共有できるかどうかも重要なポイントになります。
若松 大和ハウス工業は2010 年に新しいセグメンテーションへ移行されました。その資料を拝見すると、全く別の会社に生まれ変わり、脱皮したかのように感じます。

 

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