vol.3 世の中の役に立ち、喜んでもらえる会社が、
100年続く企業となる
大和ハウス工業 樋口 武男氏 × タナベ経営 若松 孝彦

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㈱タナベ経営 代表取締役社長 若松 孝彦(わかまつ たかひこ)

 

大和ハウス工業の戸建住宅事業の売上高比率は13.2%しかないと聞き、「変化の名人だな」と感心しました。若松 孝彦

 

リーダーに必要な「公平公正、無私、ロマン、使命感」

 

若松 最後に、全国の社長、リーダーに向けたメッセージをいただければと思います。社長業とはどのような仕事でしょうか。

 

樋口 私が自分に言い聞かせているのは、「上に立つ人間が持つべきは、公平公正、無私、ロマン、使命感」。それを企業のトップが持たないと、社員のモチベーションが上がらないからです。会社には営業担当者もいますし、技術担当者も、生産担当者もいます。そのような人たち一人ひとりが頑張りがいのある職場環境をつくるためには、トップの公平公正、無私な姿勢が不可欠。学歴や肩書で社員を評価するような管理職や役員が存在してはいけません。派閥がなく、実績に応じて地位も給料も上がる風土を築けば、上にごまをすることなく、部下とお客さまを見るようになるものです。加えて必要なのが、「世の中の役に立ち、多くの人に喜んでもらいたい」というロマン、使命感を抱き続けることですね。
 グローバルな視点で捉えれば、売上高10 兆円以上の企業は約50 ~ 60 社です。約3 兆円規模の大和ハウスグループは、世界から見ればまだまだ“ 中小企業” です。3 兆円の売上高を達成できれば素直に喜んでもいいが、10 兆円という踏破すべき頂を見据えて「何が世の中の役に立ち、多くの人に喜んでもらえるのか」をこれからも追い求めていきます。それが、当社で永久欠番の肩書である「相談役」、石橋信夫の夢でもありますから。
若松 社長業としての原点を確認することができました。本日は誠にありがとうございました。

 

 

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