vol.14 センシング技術のファーストコールカンパニー
– 開発力とセグメント力で未見のニッチ市場を開拓 –
オプテックスグループ 小林 徹氏 × タナベ経営 若松 孝彦

4 / 4ページ

1604_100nenmidashi

2017年2月号

 

他社ができない分野を極めソリューション型企業へ脱皮

 

若松 コアコンピタンスであるセンシング技術を生かした機器や装置の開発に加え、近年はソリューションの提案へと事業領域を広げられています。今後の展開についてお聞かせください。

 

小林 われわれの標語は「安全・安心・快適な生活環境の創造」ですが、現状のセキュリティーには事後通知の範囲を超えていないものが多い。われわれは事前抑止をコンセプトにしており、事故や事件が起こる前に防ぐことを目指しています。城に例えると、「外堀を固める」といえますね。

 

若松 根本的な課題解決を目指すということですね。特に注力していく分野はありますか。

 

小林 今後もセンサー技術を深掘りしていきますが、われわれにしかできない分野を極めていくことが1つ。比較的、参入障壁が低い屋内用よりも、誤作動しやすいため高い技術力が求められる屋外用で圧倒的な強さを出していきたい。また、センシングだけでは目に見えないため何が起こったのか分かりませんが、カメラを加えることでより高いソリューションを提供できます。モノとインターネットをつなげるIoTではなく、当社ではセンサーとインターネットをつなげる「IoS」。通信技術が進歩したことで、ソリューションという視点においてはビジネスチャンスが増えているといえます。

 

若松 今、マーケットには非常に多くのニーズ、シーズがあるわけですから、先見性を持った社員や戦略リーダーを育てていくことが大事です。

 

小林 まずは中間層の育成が課題ですね。グループ全体で高い理念を掲げていますが、それを実現するために各社員がどう行動するかというところまで十分にブレークダウンできていません。そこを引っ張る中間層を強化し、継続的に発展していきたいと考えています。

 

若松 あと2年で40周年を迎えられますが、オプテックスグループのビジョンをお聞かせください。

 

小林 持続的成長をする会社であってほしいと思います。私自身は発明が好きなので、世の中にないものを発明して受け入れられ、それによって売り上げが上がることの喜びを大切にしています。会社の規模が大きくなると、そればかりを優先することはできませんが、基本的には「世の中にないものを生み出す喜び」を社員にも味わってもらいたいと願っています。

 

若松 オプテックススピリットが国を越え、グループ全体がソリューション型グローバル企業として、ますます発展されることを祈念しております。

 

 

 

PROFILE

  • オプテックスグループ㈱
  • 所在地:〒520-0101 滋賀県大津市雄琴5-8-12
  • TEL:077-579-8000(代)
  • 設立:2017年(旧オプテックス:1979年)
  • 資本金:27億9827万円
  • 売上高:277億9300万円(連結、2015年12月期)
  • 従業員数:1287名(連結、2015年12月末現在)
  • 事業内容:各種センサーの製造・販売
    http://www.optex.co.jp/group/

 

1 2 3 4