Vol.27 古郡建設

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2017年12月号

「古郡アカデミー」で若手を育て、DNAを受け継ぐ
 

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経営理念をまとめた「クレド」の小冊子(左上)と古郡アカデミーの様子(左下)。人間力と専門力に磨きをかける 古郡建設 取締役 民間営業部長 丸山 勝美氏(右)

 

 

創業104年の総合建設企業新入社員を現場で育てる

 

“日本近代経済の父”渋沢栄一の出身地として知られる埼玉県深谷市。ここに本社を構える古郡建設は、同県北部を地盤とする地域密着型の総合建設会社である。

 

同社の創業は1914年と古く、2018年で104年目を迎える。創業当時は利根川の砂利を採取し、販売する事業を営んだ。2代目社長・古郡泰二氏の時代に、建設業へ事業を拡大。バブル全盛期の1980~90年代にはゴルフ場造成工事を数多く受注し、発展の途をたどった。現在は医療福祉施設、工場施設や環境設備などの分野で強みを発揮している。

 

古郡建設は2017年より、新入社員全員の土木・建築工事現場研修を実施している。期間は4~9月までの半年間。「工事屋として専門家になるためには、現場を知ることが一番」と語るのは、自らも豊富な現場経験を持つ、取締役民間営業部長の丸山勝美氏だ。

 

新入社員は従来、数日間の研修を経てすぐに各部署へ配属されていたが、現場で通用する深い知識が身に付いておらず、業務でつまずくことも多かったという。

 

また、現場では職人や協力会社の社員から教わることも多い。若手社員にとってはかけがえのない経験になっている。

 

「すぐに各部署へ配属されないので、一見、遠回りな人材育成方法にも見えますが、長い目で見ると近道」と丸山氏。同じ現場で半年間過ごすことで、新入社員同士の絆も育まれるという。2017年に入社した社員は6名、うち女性は3名。すでにリーダーシップの発揮が目立つ社員もおり、今後への期待は高い。

 

 

 

 

 

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