Vol.30 髙橋金属

1 / 3ページ

1_miraibanner

2018年3月号

 

全員参加の経営で「働き甲斐No1企業」を目指す
Vol.30 髙橋金属

 

数々のニッチトップ技術を確立

 

豊臣秀吉ゆかりの地、滋賀県長浜市に本社を置く髙橋金属は、1940年に髙橋文雄氏が創業。当時、板金加工場として神社仏閣の銅板藁葺きなどを手掛けていた。

 

1947年に山岡発動機工作所(現ヤンマー)長浜工場との取引を開始し、以降はプレス、板金、金型、パイプなどの金属塑性加工や関連製品の組み立てで成長を遂げた。

 

1995年には立命館大学や滋賀県立大学と産学共同研究を始め、工場排水から環境汚染物質を除去する自社製品の洗浄装置を開発。その後も洗浄・除菌などの機能を持つ電解イオン水、水陸両用観光バス、独自のリサイクルシステムなど多数のニッチトップ技術を確立してきた。その技術力は高く評価され、「第5回ものづくり日本大賞優秀賞」(経済産業省、2013年)や「MF技術大賞」(日本鍛圧機械工業会、同)などを受賞している。

 

そして2010年、髙橋康之氏が3代目社長へ就任したのを機に、同社は今後の持続的成長を見据えて運営体制を大きく変更した。髙橋金属を中心とするグループ経営体制へかじを切り、グループ経営理念を策定したのである。

 

そのきっかけとなったのが、社内組織の現状を把握するため実施(2009年)した「組織活力サーベイ」だった。

 

「(サーベイの報告書に書かれていたのは)組織に対する予想以上の辛辣な意見でした。その評価を上げることが、まずはやるべきことと認識しました」(髙橋氏)

 

会社の内部を見つめ直したグループ経営理念の策定は、それまで効率や受注を追求してきた同社にとって、大きな転換点となった。

 

 

1 2 3