Vol.8 アルテマイスター(保志)

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2016年5月号

 

既成概念にとらわれない主体性にあふれた人材を育成する

 

保志 代表取締役社長 保志 康徳 氏

 

 

 

「祈り」をキーワードに新しい市場を創出する

 

江戸時代から「会津漆器」で知られる会津若松。会津塗の技術は、仏壇・仏具にも生かされ産業として発展してきた。その会津若松で1900年に仏壇・仏具業として創業したのがアルテマイスター(登記社名=保志。以降、同)である。以来、販路を全国に拡大し、成長を遂げてきた。

 

しかし、核家族化や住宅事情・ライフスタイルの変化など、仏壇・仏具を取り巻く環境は著しく変わった。市場も縮小傾向に入り、かつての繁栄を望めなくなっていった。そんな時代の変化をいち早く察知し、新たな試みを推進してきたのが代表取締役社長の保志康徳氏である。

 

同社が掲げる理念は「我が社は豊かな心を創るをモットーに限りなき企業努力を続け世界の精神文化に貢献する」というもの。豊かな心を創るために従来の仏壇・仏具にとらわれない新しい商品づくりに挑んだ。

 

「伝統産業の悩みは市場の縮小です。これを打ち破るには新しい市場の創出しかありません。そこで打ち出したキーワードが『祈り』。仏教にとらわれず、新しい祈りの提案を目指しました」

 

保志氏がそう語るように、現代の生活にマッチするインテリアのような仏壇や、小さなオブジェを連想させるお守りなどを開発。同社が提供する祈りの形は、従来になかった市場を開拓した。

 

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