Vol.19 友善商事

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2017年4月号

 

ICTの活用や研修で社員全員のスキルを向上

 

ICTの活用は、業務の効率化だけにとどまらない。友善商事では事業拡大に伴って増加した社員の育成にもICT を活用する。タイヤチェーンの取り付け方やバッテリーのチェック方法などを、テレビ会議システムを利用して映像で伝え、社員のスキル向上を図っているのだ。

 

また2年に1度、最新のトラックやトレーラーの知識を得るための研修旅行として、全社員で東京モーターショーを見学する。

 

「全社員で行くのは、全員に最新の知識を持ってもらいたいという思いからです。当社では、女性も受注や部品出庫、配送まで一貫して覚えるので、トラック・トレーラー部品に対する深い知識を持ち合わせています。そんなスキルの均一化が、お客さまの信頼を獲得している要因の1つです」(政吉氏)

 

2016年には、タナベ経営の「幹部候補生スクール」に初めて営業次長を派遣した。将来の友善商事を担う人材だ。

 

「仕事に対する姿勢が、ずいぶん変化しました。自ら課題を見つけ、解決策を提示するようになりました。体系的に経営を学んだことと、他社の参加者と交流したことが刺激になったのでしょう」(博美氏)

 

社内の組織体制や人材育成を強化するため、次々と手を打つ友善商事。東日本大震災という悲劇をチャンスに変えて事業の拡大を図ってきた同社は、今後も宮城県内で営業エリアを拡大する方針を掲げる。社員一丸となった全員経営“チーム友善”の精神で仕事に取り組む、同社の躍進は続く。

 

PROFILE

  • ㈱友善商事
  • 所在地 : 〒986-0011 宮城県石巻市湊字大門崎135-3
  • TEL : 0225-93-0660
  • 設立 : 1973年
  • 資本金 : 1000万円
  • 売上高 : 7億2120万円(2016年3月期)
  • 従業員数 : 24名(2016年12月現在)
  • 事業内容:自動車部品・機械工具販売、機械修理サービス
    http://yuzen-shouji.jp/

 

 タナベ コンサルタントEYE  
自動車部品販売で東北オンリーワンを目指す石巻市の友善商事。同社が提供する価値は、部品ではなくスピードである。東日本大震災における津波被害の経験から、全社員が「商品が早く届くありがたさ(コトの価値)」を理解しており、他社が部品配達に定期便を採用する中、即時配達にこだわっている。

即時配達のためには、顧客ごとの個別対応が求められるが、被災経験を共に乗り越えた強固な仲間意識で複雑な受注も迅速に対応している。業容が拡大する現在も、全員経営“ チーム友善”の精神で成長を続けている。

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