vol.28 山形トヨタ自動車

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2018年1月号

 

顧客のライフスタイルに合わせた“提案型販売”を実践

 

店外への進出という新たなプロモーションに力を注ぐ山形トヨタ自動車。すでに店外イベント開始から5年が経過し、毎回安定して2000人を超える来場者を確保できている。しかし、こうしたイベントは車の販売へ直接結び付けること以上に、店舗へ足を運んでもらうきっかけをつくることが大きな目的である。

 

「自社だけでは集客できない子育て世代の方に多く来場いただいており、確かな手応えを感じています。知り合った新しいお客さまに当社の商品や提案力を知っていただき、買い替えの時期が来たら当社を利用していただけるように、引き続きコミュニケーションを取っていきます」(鈴木氏)

 

そんな同社が現在注力しているのは、顧客のライフスタイルに合わせた車の活用方法などを提示する、提案型の販売である。かつては山形トヨタ自動車もその他の販社と同様、車の性能アピールに終始することが多かったが、現在は顧客と車のマッチングを考えた販売スタイルを確立している。

 

例えば「U-Carフェア」では、セダン後部に自転車キャリアを付け、自転車を乗せて展示した。セダンでも専用キャリアを付けることで自転車を運べることを示したのだ。これは、子どもの通学時や塾帰りに急に雨が降った場合でも、自転車を乗せて運ぶという使い方の提案である。

 

さらに、山形トヨタ自動車ではSNSを利用した顧客づくりにも力を入れている。コミュニケーションアプリ「LINE」を利用して、各店舗の近隣に住む顧客に対し、キャンペーンやイベント情報を発信するというものだ。店舗への誘導に成功するなど、すでに効果も表れている。

 

市場縮小という難題に立ち向かい、独自の方法で新規顧客を開拓し、顧客と密接なコミュニケーションを図りながら新しいカーライフを提案する山形トヨタ自動車。従来の常識を覆し、販売チャネルを構築していく姿に、大きな可能性を感じずにはいられない。

 

 

PROFILE

  • 山形トヨタ自動車㈱
  • 所在地 :〒990-2441 山形県山形市南一番町11-16
  • TEL : 023-623-1911
  • 設立: 1946年
  • 資本金: 8000万円
  • 売上高: 104億7350万円(2017年3月期)
  • 従業員数: 250名(2017年4月現在)
  • 事業内容 : 新車販売、U-Car販売、自動車の整備・板金塗装修理、損害保険代理店業務、au通信機器販売、ブリヂストンタイヤ県代理店
    http://toyota-dealers.jp/02501/

 


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