vol.29 イグス × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2018年2月号

 

革新的プラスチックであらゆる産業に貢献する
vol.29 イグス × タナベ経営 SPコンサルティング本部

 

ドイツ・ケルンに本社を置き、世界72カ国でビジネスを展開する樹脂製ケーブル・ベアリングメーカーのigus®。その日本法人の「イグス」が近年、積極的なプロモーション戦略を展開し、着実に業績を伸ばしているという。

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革新的なプラスチックを提供するigus®。 「寿命を延ばしてコストを下げる」ことで多くの産業に貢献している

革新的なプラスチックを提供するigus®。
「寿命を延ばしてコストを下げる」ことで多くの産業に貢献している

 

 

「モーション・プラスチック」を世界72カ国で販売

 

クレーンやエスカレーター、飛行機の座席リクライニング、コンサート会場の可動式ステージ、テーマパークのアトラクション施設―。これらの可動部のプラスチック製品(モーション・プラスチック)をグローバル規模で展開しているのが「igus®」である。

 

同社は1964年、ドイツ・ケルンでグンター・ブラーゼ氏(現社長フランク・ブラーゼ氏の父)が創業した。グンターは税務コンサルタントだった妻・マーガレットのサポートを得て自宅近くに車庫を借り、小さな射出成形機を置いてビジネスを始めた。「難しい案件をください。解決してみせます」を売り文句に、グンターは革新的なコンパウンド(化合物)とそれを形にする技術、そして熱意によって企業の課題を解決していった。ちなみに社名は、ドイツ語の“Industrie”(工業・産業)と“Spritzguss”(射出成形)を組み合わせたものだ。

 

現在、同社は「plastics for longer life®(寿命を延ばしてコストを下げる)」という全社方針を掲げ、「樹脂にこだわり樹脂だからこそできることを追求」して成長を遂げている。自社製品のモーション・プラスチックは世界72カ国で採用されており、例えばフェラーリやベンツといった欧州の高級車では、1台当たり40個の同社製ベアリングが使われる。なお、“モーション・プラスチック”とは、「機械可動部で作動し続ける(モーション)無潤滑樹脂製部品(プラスチック)」を指す同社の造語である。

 

 

 

 

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