vol.29 イグス × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2018年2月号

 

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Webとリアルを駆使しプロモーションに注力

 

「igus®」という会社を知ってもらい、あらゆる市場セグメントで自社の製品群を活用してもらうために、イグスは日本でのプロモーションを強化している。その活動は多岐にわたる。例えば、新聞や雑誌などメディアへの広告掲載、大型展示会への出展、Web上で製品を紹介する「バーチャル展示会」ページの開設、顧客企業での展示会やキャンペーンへの協力、「次の時代のエンジニアにもigus®を知ってもらい、使ってもらう」(北川氏)ための大学支援や産学協同への取り組みなどである。

 

効果的なプロモーション活動に向け、2012年からはタナベ経営SPコンサルティング本部との取り組みを進めている。同社戦略室の奥村愛子氏は「タナベ経営のSPグッズは品質が良く、コストパフォーマンスも高い。いろいろとご提案をいただき、相談にも乗ってもらえるので助かっています」と話す。

 

特に、展示会などで配布する携帯用うちわや買い物バッグは、顧客だけでなくその家族にも好評という。蛍光ペンやおにぎりケースなど、普段から使える便利なグッズはエンジニアや学生にも人気を博している。こうしたキャンペーンが奏功し、工作機械業界では「igus®=オレンジ色(コーポレートカラー)」というイメージが定着しつつある。

 

また、近年はWebでの提案も充実させている。Web画面を展示会場に見立てて製品を紹介するバーチャル展示会の他、製品検索や寿命予測、CAD制作など、技術者にとって便利なツールをオンラインでそろえる。

 

「われわれの商品は、技術者の方に触っていただくと良さが伝わります。製品を認識し、触ってもらう段階までお客さまをリードするために、プロモーションによってアプローチしていくことが重要。増加するWebユーザーへの対応は必須ですが、リアルの場でのプロモーションも大切です。目に触れる頻度を増やすことで記憶してもらい、選んでもらえる存在になりたい」(北川氏)

 

同社は毎年140以上の新製品を開発・提案するが、プロモーションでも新しい提案を着々と打ち出していく方針だ。

 

日本市場は“宝の山”毎年20%成長へ

 

2012年にイグス社長に就任した北川氏は、売上高と組織規模を「5年後に2倍」にする成長目標を掲げ、見事に実現した。今後もそのスピードを維持し、毎年20%成長という目標を達成していきたい考えだ。その実現のためには、幅広い産業で顧客をつかむことが必須。多岐にわたる市場セグメントへのアプローチと、ケーブルやベアリングといった日本市場で浸透していない製品群を普及させていくことが急務である。

 

「日本の市場規模から見て、igus®の製品があらゆる産業分野に浸透すれば、売り上げが今の10倍になってもおかしくありません。プロモーションや潜在ニーズの把握、人脈づくりを通じて、“宝の山”である日本のマーケットを着実に掘り起こしていきたい」(北川氏)

 

革新的なプラスチックで、産業機械の寿命を延ばしてコストを下げ、顧客のニーズに応えてきたイグス。より多くの分野でその名を知ってもらい、採用してもらうため、今後も積極果敢に手を打っていくことだろう。

 

プロモーションが奏功し、igus®=オレンジ色(コーポレートカラー)のイメージが定着

プロモーションが奏功し、igus®=オレンジ色(コーポレートカラー)のイメージが定着

 

PROFILE

  • イグス㈱
  • 所在地 :〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル
  • TEL : 03-5819-2030(代)
  • 設立: 1990年
  • 資本金: 1億円
  • 従業員数: 145名(2017年11月現在)
  • 事業内容 : ポリマー・樹脂製のケーブル保護管、ケーブル、ベアリング製品など機械部品の製造・販売
    http://www.igus.co.jp/

 


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