vol.6 山本漢方製薬 × タナベ経営SPコンサルティング本部

2 / 4ページ

2_spbanner

2016年3月号

 

1603_monogatari_02

 

 

 

 

“こだわり”でファンを拡大し続ける『大麦若葉』

 

山本漢方製薬の中核商品となっている青汁飲料の『大麦若葉』は、2000年の発売以来、大ヒットを続けているロングセラー商品だ。日本国内のドラッグストアでの売り上げナンバーワンを7年連続で獲得するなど、多くの愛飲者を生んでいる。

 

『大麦若葉』のヒットの要因は、徹底的に原料、味、品質と製法にこだわる同社の姿勢にある。商品名の通り、材料には最も栄養価が高く、味も良い大麦の若い葉、“若葉”だけを使う。

 

大麦は芽を刈り取っても何度も伸びるが、最初の葉(若葉)以外は雑味が出たり硬くなったり、味や風味が落ちることはもちろん、栄養成分も減少してしまうからである。

 

また、初めの葉だけを刈るため、1年に1度しか生産できない。従って、同社の年間生産量である1000万箱分の原材料を確保することは容易ではない。しかし、同社はこの“若葉”にこだわり続けている。顧客の期待値を超えるモノづくりのためである。

 


 

 

東南アジア進出で成長を加速化

 

海外市場にも注目している。従来、「青汁飲料は海外でヒットしない」といわれてきたが、同社は2014年4月に台湾のコストコで販売を開始。コストコの熱心なプロモーションもあって半年でヒット商品に育つと、次いで香港・タイ・マレーシアにも進出した。

 

「東南アジア進出では、タナベ経営と組んで海外展開戦略を策定し、現地の大手ドラッグストアに飛び込みでプレゼンをすることに。これが成功し、新たな販売チャネルを確立することができました。成功体験ができ、自信がついたことでさらに他国へ進出する弾みになりました」(山本氏)

 

中国では、Web通販を中心に展開。インターネット上のクチコミで人気に火が付き、大ヒット商品となっている。昨今の“爆買いブーム”の需要もしっかりと取り込み、国内の売り上げを大きく伸ばしている。

 

また、将来的には米国で勝負をしたいとの展望も持っている。健康に対する大きなニーズがある米国は、漢方薬の未開拓地である。米国に工場を建設し、大きなマーケットをつくり出すことを、戦略として思い描いているのだ。

 

1603_monogatari_03

左から、島田 憲佳(タナベ経営 SP コンサルティング本部長 兼 SP 営業本部長)、山本 整氏(山 本漢方製薬 代表取締役社長)、川口 公太郎(タナベ経営 SP コンサルティング本部 マネジャー)

1 2 3 4