vol.11 マルカミ物流 × タナベ経営SPコンサルティング本部

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2016年8月号

 

確かな提案力で物流の可能性を広げる

 

顧客視点で物流業界に風穴を開けるマルカミ物流。会社案内・ユニフォームを刷新し、企業ブランディングにも力を入れている。

 

 

一新されたユニフォーム。季節ごとにバリエーションがあり、それぞれ着用時のチェックポイント を用意している

 

日用雑貨・医薬物流に特化し、関西エリアでシェアナンバーワンを誇るマルカミ物流。
大手メーカーから卸まで、幅広い顧客の荷物をまとめて店舗に配送する小口配送事業で、急成長を続けている。

 

 

日雑・医薬物流の関西ナンバーワン企業

 

1950年創業のマルカミ物流は、関西を中心に日用雑貨・医薬物流を手掛けるパイオニア企業だ。長年にわたり、日用雑貨・医薬品大手メーカー数社の関西における物流集約拠点を担ってきた。その実績に加え、創業以来培ってきた「小口配送」や「3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)」といった新しい事業形態によって、関西エリアで高いシェアを獲得している。2009年1月期に約21億円だった売上高は、2016年1月期には約46億円まで拡大。差別化の難しい物流業界に新風を吹き込んでいる。

 

ここ数年の成長をけん引している小口配送は、メーカーや卸から出る医薬品、化粧品、トイレタリー、紙、家庭用品などの商品を、ドラッグストアや薬局などの店舗にまとめて届ける事業。今や関西エリアのほとんどの日用雑貨・医薬卸が利用しており、1日の配送先はおよそ1800店舗、配送件数は月に約4万5000件にも上る。

 

ポイントは、卸側だけでなく店舗側にとってもメリットが大きいことだ。卸はマルカミ物流の小口配送に参加することで、各店舗に出荷するより配送コストを低減できる。一方、店舗側は各卸の荷物を一度に受け取ることができ、荷受けの手間を省ける。さらに、環境配慮への関心が高まる中、配送の一元化がCO2の削減につながる点も、広く受け入れられた要因である。

 

マルカミ物流 代表取締役社長 上村 晋哉氏

マルカミ物流 代表取締役社長 上村 晋哉氏

 

 

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