vol.13 タワーレコード × タナベ経営SPコンサルティング本部

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2016年10月号

 

SNSでキャンペーンが拡散キャラクターコラボの力

 

キャンペーンがスタートすると、コラボレーショングッズやカフェの特別メニューの写真がFacebookやInstagramなどのSNSに多数投稿され、拡散していった。

 

「大好きなキャラクターのグッズや料理に、付加価値を感じてもらえたからこそだと考えています」(新保氏)

 

「キャラクターにはそれぞれの音がある」と新保氏は言う。「キャラクターが持っているグルーブ感に合わせて企画を考えたり、カフェの空間を演出することで、タワーレコードに初めて来店したという方にも楽しんでいただけるよう、いつも工夫しています。反響はダイレクトにSNSで拡散され、そこに共感が生まれる。キャラクターコラボだからこそ実現できる広がりを感じます」(新保氏)

 

一方で、課題もあるという。こうした企画モノは消費者の関心に大きく左右されるため、興味や流行の対象は次々変化していく。スピード感を持って企画を展開することが重要だ。

 

「短期間での製作だったこともあり、準備を急がなければいけなかったのですが、タナベ経営は反応がとても早く、助かりました。常に新しいグッズを製作し続けるためにも、今後もスピード感と提案力を発揮していただきたいですね」と新保氏は期待を込める。

 

『おそ松さん』の主人公の6 つ子には、それぞれイメージカラーがある

『おそ松さん』の主人公の6つ子には、それぞれイメージカラーがある

 

PROFILE

  • タワーレコード㈱
  • 本店所在地:〒150-0041 東京都渋谷区神南1-22-14
  • TEL:03-4332-0700(平和島オフィス)
  • 創立:1979年(設立1981年)
  • 資本金:65億円
  • 売上高:524億円(2016年2月期)
  • 従業員数:1835名(うち正社員413名、2016年2月15日現在)
  • 事業内容:音楽・映像ソフト、書籍、雑誌、雑貨などの販売。楽曲、著作物の著作権管理。雑貨、衣料品などの企画製造・販売。イベント、広告宣伝の企画制作・請負。飲食店運営など
    http://tower.jp/

 



CDショップのタワーレコードと、テレビアニメの『おそ松さん』。両者の間に直接的な共通項はありません。それだけに、この2つの異色の取り合わせは大きな話題を呼ぶことにつながります。このように、自社の商品・サービスと直接関係がない異業種やキャラクターとのコラボレーション企画は、消費者の注目度を上げ、新たな顧客層を開拓する上で有効です。
例えば、日本商工会議所は2016年度の日商簿記検定の出題区分改定に伴い、特設ページを開設。そのナビゲーター役として人気ソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」のキャラクター「新田美波」を起用し、SNSで大きな話題となりました。
オリジナルグッズは注目を集めてこそ意味があります。意外な組み合わせによるコラボ企画に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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