vol.22 フェリーさんふらわあ × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2017年7月号

 

新規顧客開拓に向けたマーケティング戦略

 

同社が新たな挑戦を続けるのには理由がある。「フェリーを取り巻く環境は変化していますから、マーケットを先読みして顧客創造につなげることが必要」と小野氏。これはマーケティングにも共通する。急速なスマートフォンの普及を受けて、同社は今年から新たに、富士通・富士通総研とデジタルマーケティングの取り組みを開始。ホームページの閲覧情報(個人情報に当たらないもの)やソーシャルメディアの情報などを分析し、顧客のニーズに合わせた情報提供やサービス向上、広告配信などに活用する。

 

もちろん、従来からの宣伝や販促活動にも重きを置く。とりわけ、新規開拓に向けた販売促進において力を発揮するのがノベルティーの存在だ。

 

「大規模なイベント時にパンフレットなどを配布しますが、ノベルティーがあると立ち止まっていただけます。手渡しするとき、さんふらわあへの質問やご意見をいただくことも多く、サービスや商品開発において貴重な情報になっています」(髙木氏)

 

同社はこれまで数多くのノベルティーを開発してきたが、特にタナベ経営と開発したさんふらわあのロゴ入りボールペンは「書きやすい」と評判だ。このボールペン、同社のマーケティングに対するこだわりが垣間見える一品でもある。

 

「ノベルティーとしてボールペンをよくもらいますが、書きにくいものが多い。せっかく配布しても使っていただけないと意味がありませんから、とにかく滑りがよく書き心地のよいものをタナベ経営に依頼しました」と髙木氏。このボールペンは乗船名簿の記入用として船内に置いているが、以前と比べて持ち帰る人が格段に増えた。だが、小野氏によれば、「それも狙いです。ボールペンを持ち帰ったお客さまに、日常生活の中でお使いいただくことで、さんふらわあの宣伝につながっている」とのこと。ちょっとした違いやこだわりが、広告宣伝の効果につながっている。

 

日常生活で使いやすいノベルティーが充実

日常生活で使いやすいノベルティーが充実

 

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