vol.25 日本石材センター × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2017年10月号

 

中央左側が藤井氏 石きわめびとの会のホームページ。トップ画面ではドローン撮影動画が流れ、採掘現場の臨場感を味わえる

中央左側が藤井氏
石きわめびとの会のホームページ。トップ画面ではドローン撮影動画が流れ、採掘現場の臨場感を味わえる

 

「石きわめびとの会」を設立

 

「墓石業界の未来を切り開くためには、ステークホルダーが手を携え、お墓と国産材需要の喚起に取り組むことが必要。志を同じくする者同士で力を合わせ、厳しい時代をグループ力で勝ち残っていきたい」と藤井氏は力強く語る。その第1弾として、2017年12月にはお墓文化承継の推進、消費者への国産墓石アピールを見据え、採掘元や加工メーカー、卸会社、小売店のサプライチェーン全体で連携した会組織「石きわめびとの会」の設立を予定している。

 

石きわめびとの会は、国産墓石の宣伝・販売促進とお墓文化の啓蒙を主眼に置く。具体策として、まずはショールームやウェブを使い、庵治石をはじめとする国産墓石材の情報発信を通じたマーケット拡大に着手。ショールームは会員制にして石材店などに開放するほか、お墓の大切さやお墓参りの啓蒙を消費者に行う「お墓と話そうプロジェクト」にも取り組み、“墓育活動”を推進する。

 

「消費者が変化しているのだから、供給者も変化を捉え、対応していくべき。マーケットを広げる取り組み、墓に目を向けてもらう仕組みづくりを、石きわめびとの会を通じてやっていきたい」と藤井氏は設立への思いを語る。

 

また、石材店支援に向け、ショールーム2階には勉強会やセミナー用のスペース(研修ルーム)も備える。次世代の石材店経営者のための経営セミナー、全国で活躍する小売店の強みを共有する勉強会なども随時開催する予定だ。ショールームのプロデュースのほか、こうしたサプライチェーン全体のブランド化に向けたアイデアの体系化、石きわめびとの会のホームページ制作に、タナベ経営が携わっている。

 

 

情報発信やPRを通じて国産墓石の認知度向上へ

 

「われわれのような中小企業にとって、自社だけでは人材やノウハウに限りがあります。世の中の変化に負けないスピードで物事を進めるには、外部の力を借りる必要がありました」(藤井氏)

 

こうした構想を具現化するパートナーとして、タナベ経営以外にも検討先はあったという。その中で、タナベ経営を選んだ理由については「展示場の空間デザイン、ホームページ開設、消費者や石材店へのアピールも含めて、トータルでアドバイスをいただけるところに惹かれました」(藤井氏)と語る。

 

さらに藤井氏は「限られた打ち合わせの中でニーズをくみ取ってもらい、頭の中にあったイメージを形にしてくれました」と評しつつ、「具体的な成果や真価が問われるのはこれからです。ショールームもウェブも、今後どう活用していくかが課題。効果的な情報発信やPR を行い、国産墓石の認知度向上、会員組織の業績向上につなげて、会員や消費者に価値を感じていただけるものにしていきたい」と語る。

 

創業以来、石材店と国内外の産地を結び付けるパートナーとして成長を遂げてきた同社。今回の取り組みでも、業界のリーダーとしてサプライチェーン全体のブランド化を推し進め、墓石業界の未来を切り開いていくに違いない。

 

 

 

PROFILE

  • 日本石材センター㈱
  • 所在地 :〒577-0025 大阪府東大阪市新家3-11-30
  • TEL : 06-6788-9101
  • 創業 : 1966年
  • 資本金: 8000万円
  • 売上高 : 41億円(2017年3月期)
  • 従業員数: 118名(2017年3月期)
  • 事業内容 : 石材専門商社
    http://www.j-s-c.co.jp/
    石きわめびとの会
    https://ishikiwame.jp/

 


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