Vol.2 住まいと暮らし編
敷島住宅 × タナベ経営

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Vol.2

 

 

川島 自社の強みを生かせる周 辺分野には空き家も含まれるため、当然興味がある分野です。 大手の大和ハウス工業が参入したので、当社も事業を組み立てられるのではないかと思います。

 

藁田 既存事業では残り福でナンバーワンを狙い、新たな事業ではソリューションビジネスを展開するお考えですね。敷島住宅も参加されている「住まいと暮らしの研究会」では、新たな価値の提供を目指した取り組みを進めています。まさに実践的なテーマと言えます。

 

川島 シェアハウスやゲストハウスにも興味があります。もし、 良いパートナーが見つかれば、 アライアンスを組んでもよいですね。

 

 

 

グッドデザイン賞を受賞し、 アフターサービスにも注力

 

 

藁田 敷島住宅は、さまざまな賞を受けておられます。「ハウス・ オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 2014」(一般財団法人日本地域開発センター)という省エネ関係の賞をはじめ、2014 年度に続き 15 年度もグッドデザイン賞を受賞しました。どのような取り組みをされたのですか?

 

川島 タナベ経営のジュニア ボードから派生した取り組みと言えます。当社では、ジュニア ボードを通して、事業の見える化を目指したマニュアルづくりを進めました。マニュアルが完成してジュニアボートの役目は終わったのですが、解散するのはもったいないという意見が噴出。そこで、ジュニアボードのメンバーで統括戦略室を組織し、その下にプロジェクトチームを立ち上げました。

その1つが新商品プロジェクトチームです。活動する上で何か目標が必要だとの考えから、「グッドデザイン賞を目標にしよう」とメンバーから提案がありました。それから苦節4年、 2014 年度にやっと受賞できました。15 年度も受賞し、現在、 3 年連続受賞を目指して意欲的に活動しています。このような賞を獲得すると、 社員のモチベーションは上がります。営業先でお客さまの反応を見て、「グッドデザイン賞はインパクトがあると再認識した」との声も聞きました。市場からの反響は予想以上に大きく、2014 年の社長賞は新商品プロジェクトチームに授与しました。

 

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京都産業大学卒業。 住宅会社勤務後、1980 年敷島住宅に入社。

企画室長の後 1988 年専 務取締役を経て 2004 年 11 月より現職。

 

藁田 華々しい話題の一方で、 2013 年にカスタマーズセンターを創設し、アフターサービスの強化に向けた取り組みを地道に続けていますね。

 

川島 私自身の強い思いの表れです。家は人生で最も高価な商品にもかかわらず、売りっぱなしにする業者が多いのです。当社も、そんな業者だと思われるのが嫌でたまらなかった。仕事を退くときは、「敷島住宅から買ってよかった」とお客さまに 言ってもらいたい――その思いの集大成が、カスタマーズセンターです。専任担当を置いて、アフターサービスがきちんとできる組織・体制が実現できました。受付は 24 時間対応で、お客さまの契約書から施工図、施工写真、アフターの履歴までを保存し、いつでもすぐに取り出せるシステムを構築しています。

 

藁田 病院のカルテのようなものですね。お客さまの信頼は高まったでしょう。

 

川島 こうした取り組みにお客さまは好感を持ち、事業全般によい影響を与えています。リフォーム受注の8割が、元の施工主からの依頼で、OB 顧客です。さらに戸建における紹介顧客は 10.6%で、14 年に比べ 26%増加と、大幅に伸びています。このような信頼のネットワークは今後、ますます広がると期待しています。

 

kyousera

 

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