Vol.2 住まいと暮らし編
敷島住宅 × タナベ経営

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Vol.2

 

 

社長も満足する自律的な社員の活動

 

 

藁田 現在、理念の浸透を図ることに力を入れておられます。 理念に対する社長の思いを聞かせてください。

 

川島 会社にとって不易流行の根っこの部分に当たるのが、理念です。それゆえ、強い思い入れを持っています。当社の存在価値、使命感を確認するために、 経営理念と経営方針を毎朝唱和。 それに加えて、行動指針となる「敷島フィロソフィ」を毎日一節ずつ勉強しています。新入社員に対しては、経営理念、経営方針、フィロソフィの意味や歴史などを私自ら説明しています。

 

 

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社員が携帯する小冊子には、経営理念や敷島 フィロソフィが 記されている

 

 

藁田 理念経営に徹することが、 敷島住宅の人づくりの原点だと思います。人づくり全体に対するお考えを聞かせてください。

 

川島 やはり、事業は人。一度きりの人生だから、会社で働くことを自己の成長につなげてほしい。理念を通して社会に貢献していくことで、働きがいや充実感が得られると思います。そして、われわれ経営陣は社員の適性を見極め、それを伸ばせる部署に配置する。それが、本人のためにもなるし、会社のためにもなる。経営者の仕事はジグソーパズルのピースを1個 1個はめ込んでいるようなものです。ピタリとはまると、何も言わなくとも自主的に PDCA を回してくれます。 年1回、階層別にビジネススクールを開催しています。2015 年のテーマは「10 年後のわが社~取るべき成長戦略~」で、 10 年後に会社が目指すべきポジションを共通認識してもらいました。また、タナベ経営の幹部候補生スクール、戦略リーダースクールも活用しています。当社の幹部は皆、同スクールの修了生なので、それが共通言語になっています。私たちが根本的な理念やビジョン、考え方を伝え、タナベ経営のスクールでは他流試合を通して管理スキルなどを習得してもらいたいです。

 

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立命館大学卒業。2006 年タナベ経営入社。 財務戦略から計画数字をやり切るための具体策を

一 般社員にまで落とし込む業 績 管 理 体制構築に定評がある 。

活 躍は財務面にとどまらず、幹部社員への教 育においてはタナベ 屈指の高い評価を得ている。

 

浜岡 現在、ジュニアボードの進化バージョンとも呼べる統括戦略室がさまざまなプロジェクトのPDCAを回しています。組織上の統括戦略室の位置付けを教えてください。

 

奥谷 統括戦略室は、社長直轄 の組織横断的なセクションです。現在、その下で新商品、アフター、ISO、CSIT という 4 つのプロジェクトチームが動いています。新商品とアフターは、先ほど社長が説明したような活動を展開。新商品はグッドデザイン賞の 3 年連続受賞を目標に活動。また、顧客満足度を高めるため当社が取り組んできたお客さまの声を改善に結び付ける業務のプロセスが、2014 年の ISO 認証の取得につながり、それを定着させPDCA を回すため ISO の活動を行っています。CSIT とは CS(顧 客満足度)と IT(情報技術)を融合させたプロジェクト。京都 府相楽郡精華町に太陽光発電所を設置して再生可能エネルギー を生み出す事業や、「あしなが育英会」への寄付を実施しています。このような取り組みは CSR(社会貢献)活動として、理念である「生活者と地域に貢献する新しい住文化の創造」を具現化しています。

 プロジェクトでは若手社員の意見も採用されるので、モチベーションがアップし、本来の業務の活性化にもなっているようです。東日本大震災の影響で資材 が予定通りに搬入されなかった時、プロジェクトのメンバーを中心に自主的に「震災対策会議」を結成し、迅速な対策を行ってくれました。これは本当にうれしかった。社長も「ここまできたか!」と大喜びでした。

 

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