Vol.19 八清 × タナベ経営

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2017年4月号

 

多様な個性を生かしチーム力を発揮

 

山本 八清では、手離れよく回転で儲ける不動産型と、ものづくりにこだわる建築型という、互いに相いれない水と油のような業務が見事に共存しています。

 

西村 以前は物件を販売する営業担当と、建築の現場を管理する工務担当に分かれていましたが、2012年に1つにまとめて「暮らし企画部」としました。

部内でも営業出身は効率を重視し、工務出身は腰を落ち着けてものづくりに取り組みます。どちらのタイプであっても、物件の仕入れ、加工、販売までの業務を、1人の担当者が一気通貫で行います。

また、京町家の改修方法はワンパターンではありません。どのように改修すればお客さまに喜ばれるかを担当者は模索し、設計事務所や工務店のメンバーと相談を重ねます。面白いもの、付加価値のあるものを作るためには、共同でものづくりを進めることが不可欠です。

 

山本 1人にワンストップで業務を任せながら、足りないスキルをチーム内で補完し合う土壌が出来上がっていますね。

 

 お話を伺い、チーム力を大切にされている印象を受けます。一気通貫で業務を担当するメリットは何でしょうか?

 

西村 それぞれの担当者に共感するファンがつくことです。まだまだこれからですが、個々を気に入ってくれたお客さまが家づくりを頼むようになりますから、社員には「もっと個性的にしなさい」と言っています。

ホームページ(HP)内のブログを活用し、どんな考え方、どんな方法で作っているか、積極的に情報発信しているのもそのためです。家づくりに対するそれぞれの考えなどを発信するには、普段から考えておく習慣が必要ですし、そのためには個々が知識を蓄積する必要があります。

 

 一人一人の個性を生かすことで、チームとして最大限の力を発揮しているのですね。社員が生き生きと働くために、どのような環境づくりをされていますか?

 

西村 一番大事にしたいのは、楽しく仕事をしてもらうこと。本人が楽しんでいるかどうかは、仕事にそのまま表れます。「八清の社員は楽しそうに仕事をしている」とお客さまに評価いただけることが、一番うれしいですね。

 

 

社員が生き生き働ける環境や制度が必要

 

 西村社長が人材育成で大切にされていることは何でしょうか?

 

西村 「任せる」こと。不満がないわけではありませんが(笑)、それでも社員に仕事を任せるようにしています。それによって仕事に対するしっかりした考えが醸成され、ファンを作り、心をつかめるようになります。

年々、多様な個性を持つ社員が増えつつありますが、基本的な会社の理念や考えは理解してもらい、その上で、一人一人に合うやり方や進め方で仕事に取り組んでもらえたらと考えています。

 

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 人材開発部 アソシエイト 森 優希

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 人材開発部 アソシエイト
森 優希
タナベ経営入社後、「人を活かし、育てる会社の研究会」のメンバーとして、クライアントを「より良くしたい」という熱い思いをベースに企業の人材育成を中心に活躍中。「前を向こうとしている人の支援をすること」をモットーに、常にポジティブ視点でコンサルティングを展開。明るいキャラクターとチャレンジ精神で、チームのモチベーションアップと活性化を実現し、多くの成果を生み出している。

 

 

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