Vol.21 新たなギフト市場創造へ挑む
– 社員の思いを込めた経営理念、コーポレートロゴへ刷新 –
アピデ × タナベ経営

1 / 4ページ

2_teamconsul
2017年6月号

 

201705_team-02

 

新たなギフト市場創造へ挑む

社員の思いを込めた経営理念、コーポレートロゴへ刷新

 

201705_team-01

 

1945年創業のアピデは、ギフト用品や家庭用品、生活雑貨などの卸販売を全国で展開。「繁盛支援のコンサルティング営業」で得意先との共存共栄を促進し、販路拡大に努めている。創業70周年を迎えた2015年には、社員が主体となって経営理念やコーポレートロゴを刷新。その後、中期経営計画も策定した。

 

 

得意先の繁盛を支援

 

森田 アピデは1945年に創業され、2015年に70周年を迎えられました。これまでの成長の歩みをお聞かせください。

 

中村 当社の前身は、第2次世界大戦前、大阪の船場で靴下や地下足袋といった繊維雑貨を扱う商売でした。戦中に民間所有の金属類が国に没収されたため、戦後は家庭の金属製品が不足し、人々の生活を不便にしていました。その状況を見て、創業者は金属製の家庭用品分野へ参入。工場を紹介してもらい、鍋や釜などの商品を作って全国の問屋へ卸売を始めました。

 

その後、自社工場を建てて製造業にも進出し、自社商品と他社から仕入れた商品を併せて販売しました。人件費の高騰などによって自社製造からは撤退しましたが、現在も韓国や中国をはじめとする海外メーカーと提携してオリジナル商品を生産しています。

 

卸売事業を進める中、結婚式などの贈答用としての家庭用品が好評を博し、ギフト分野へ進出。その後、繊維、食品関係へと取扱商品を広げていきました。

 

販路は当初、地方の問屋がメインでしたが、時代の流れとともにギフト専門の販売店へシフト。現在の販路は小売店が主体です。

 

森田 「アピデ」という社名の由来は何ですか?

 

中村 古いフランス語で「蜂」を意味します。「蜂のように飛び回り、大切な想いや喜びを多くの方へ届け続ける存在でありたい」と願い、命名しました。ちなみに、当社の自社ブランド第1 号は「蜂印」。蜂印ブランドの商品を生産していたこともありました。

 

小田巻 時代に合わせ、柔軟に事業や販売チャネルを変更されてきたことが成長のポイントですね。現在、取り扱っている商品のアイテム数はどれくらいですか?

 

中村 約2万点超です。家庭用品・繊維や食品、記念品やSP(販促)向け商品を中心に、華やかでソフトなイメージのある服飾雑貨類も取りそろえています。

 

小田巻 アピデの強みと課題は何ですか?

 

中村 一番の強みは得意先に対し、単なるモノ(商品)を提供するのではなく、幅広い商品や企画を組み合わせて「繁盛支援のコンサルティング」という価値を提供していることです。お客さまの抱える問題を解決し、共に売り上げを伸ばし成長することを目指します。営業会議で各営業拠点の成功事例を発表して全社で共有し、得意先へのフィードバックを推進しています。

 

課題としては、ギフト慣習の風化による小売店の販売不振が挙げられます。そのためSNS を活用して地域の人々を集めたり、ギフト以外のビジネスを展開したり、モノとコトを合わせた体験型の商品を販売するような繁盛支援の取り組みを行っています。

 

 

アピデ 代表取締役専務 中村 雅昭氏

アピデ 代表取締役専務
中村 雅昭氏
1958年、大阪市生まれ。甲南大学経営学部卒業。家具・家電のメーカー卸会社を経て、1984年4月アピデ入社。営業3部署、企画室を経て、現在の商品本部長兼営業副本部長に就任。2009年専務取締役、2015年代表取締役専務就任。

 

アピデ 取締役 法人営業部 部長 吉本 和弘氏

アピデ 取締役 法人営業部 部長
吉本 和弘氏
1976年、島根県浜田市生まれ。神戸大学工学部卒業後、ゼネコン(施工管理)、不動産デベロッパー(事業開発)勤務を経て、2011年4月アピデ入社。新規チャネル開拓営業を中心に行う。2014年6月取締役、法人営業部長に就任。異業種法人チャネル開拓、マーケティング、経営企画などを行う。

 

1 2 3 4