Vol.21 新たなギフト市場創造へ挑む
– 社員の思いを込めた経営理念、コーポレートロゴへ刷新 –
アピデ × タナベ経営

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2017年6月号

 

オリジナルブランド 『ジアレッティ』。 「自動ペットボトルオープナー」 「自動真空キャニスター」 は話題性も高い

オリジナルブランド
『ジアレッティ』。
「自動ペットボトルオープナー」
「自動真空キャニスター」
は話題性も高い

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中期経営計画を策定し新店舗や海外市場に挑戦

 

森田 現在、初めて策定した中期経営計画を推進されています。策定の経緯をお聞かせください。

 

吉本 人口減少やギフト慣習の簡素化でマーケットが縮小する中、ビジネスモデルの再考は喫緊の課題です。「どこで、どう戦うのか」を明確にして全社で共有し、全員で同じ方向に向かう必要がありました。タナベ経営の戦略リーダースクールで学んだことを基に、次世代のリーダーを集めてタナベ経営にも参加いただき、策定しました。

 

小田巻 中計策定でさえ、ブランディング活動の一環というイメージですね。100年経営には組織経営への移行が不可欠ですから、「皆で今後の経営計画を考えよう」というスタンスを共有できたことは重要です。

 

森田 中計の事業戦略の1つに「実店舗」市場開発を挙げ、今の消費者ニーズにマッチした新しいスタイルのギフト販売店舗モデルを追求されています。具体的にどのような取り組みを行っていますか?

 

吉本 2017年4月29日に新店舗をオープンしました。場所は神戸市西区、敷地面積は515坪で売り場面積は206坪、ギフトと生活雑貨を扱うショップとダイニングカフェを併設した複合店舗です。アンテナショップとして売り場づくりはもちろん、イベントや新たな売り方などのさまざまなチャレンジを行い、そこで得たノウハウや成功事例を繁盛支援サービスとして、得意先へフィードバックすることが目的です。

 

森田 この中計においては、新店舗でのイベントや新たな売り方の成功事例をいかに作り、得意先であるギフト小売店へ水平展開していくかが成功要因となります。メインターゲットはどのような客層ですか?

 

吉本 30〜40代女性です。ギフトをやりとりする機会が豊富で、クチコミなど強い影響力を持つ同世代が集う空間を目指します。集客だけでなく、店に滞在してもらうための仕掛けとして、飲食スペースを設けました。「大切な人を思い浮かべながら、実物を見てギフトを選ぶ」というギフトの本質を追求すると、ネット店舗より実店舗の方が有利だと思います。

 

今後、儀礼的なギフトはより簡素化するでしょうが、「本当の感謝の気持ちをしっかり伝えたい」ニーズ自体は不滅です。ニーズに適応した店を開発すれば、長期にわたる成長が可能だと考えます。

 

森田 卸売事業を主体としながらも、自社商品開発の強化、新たな小売モデルへの挑戦と、川上から川下の垂直統合によるまさにビジネスモデル改革の転換期にあります。海外の市場開拓についてはどのようにお考えですか?

 

吉本 日本で人口減少が進む中、海外でのビジネス展開は不可欠です。特にタイ、ベトナム、マレーシアなどのASEAN諸国には、成長基調でありながら手付かずの市場が存在し、日本製品はまだまだ供給不足。潜在ニーズの大きい海外市場に日本のギフト慣習を広めると、その分野のパイオニアになれる可能性は大いにあり、着手しています。

 

 

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 大阪本部長 小田巻 肇 「業績に直結する」をモットーに、財務戦略・ブランディング戦略や新規事業計画の立案などのコンサルティングを担当。関西一円の企業にて、年商規模がそれぞれ1、3、5の数字(例えば100億円、300億円、500億円など)で直面する壁を破り、増益企業をつくる実践的支援を展開。

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 大阪本部長
小田巻 肇
「業績に直結する」をモットーに、財務戦略・ブランディング戦略や新規事業計画の立案などのコンサルティングを担当。関西一円の企業にて、年商規模がそれぞれ1、3、5の数字(例えば100億円、300億円、500億円など)で直面する壁を破り、増益企業をつくる実践的支援を展開。

 

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 部長 チーフコンサルタント 森田 裕介 大手アパレルSPA企業での経験を生かし、小売業の事業戦略構築、出店戦略、店舗改革を得意とする。理論だけでなく、現場の意見に基づく戦略構築から実行まで、顧客と一体となった実践的なコンサルティングを展開。「お客さまに喜んでいただけるまで妥協しない」をモットーに、業績向上を図っている。

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 部長 チーフコンサルタント
森田 裕介
大手アパレルSPA企業での経験を生かし、小売業の事業戦略構築、出店戦略、店舗改革を得意とする。理論だけでなく、現場の意見に基づく戦略構築から実行まで、顧客と一体となった実践的なコンサルティングを展開。「お客さまに喜んでいただけるまで妥協しない」をモットーに、業績向上を図っている。

 

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