Vol.22 食改善で「真の健康」を提供
“軸のぶれない経営”で成長
玄米酵素 × タナベ経営

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2017年7月号

 

「山高ければ谷深し」地道な成長にこだわる

 

長尾 玄米酵素は健康食品会社のように見えますが、実際は「食を通して健康を提供すること」を本業とされています。その軸が、戦略やマーケティング、人材育成まで貫かれており、だからこそ安定成長を続けていらっしゃいます。

 

鹿内 「山高ければ谷深し」という言葉の通り、サプリメント業界では著名人を起用した派手なテレビCMで一気に成長する企業もありますが、その分、落ち込みも激しいものです。

 

長尾 多産多死の業界ですね。落ち込んだ分を多角化によって賄おうとするあまり、本来の強みが薄れてしまう企業も見受けられます。

 

鹿内 フランスの哲学者アランは、「ロープウエーで来た人は登山家と同じ太陽を見ることができない」と言いましたが、われわれはきちんと自分の足で山に登ろうと社員に言っています。命と向き合い、子どもの未来と向き合っている会社が、ロープウエーで一気に昇ってしまおうと考えることは間違っている。こうした姿勢に共感してくれる社員と取り組んでいこうと考えていますし、社員も理解してくれています。この考えが共感されているのか、ここ10年間、家庭の事情で退職されるケースはあったものの、社員はほとんど辞めていません。

 

長尾 鹿内社長の考えは社員の行動や実績にも反映され、これまで堅実な経営を続けていらっしゃいます。

 

鹿内 当社の販売代理店向けのセミナーは6~10人規模が中心で急成長は望めませんが、今後もセミナーを中心にお客さまとのコミュニケーションを大事にして、コツコツと地道に成長していきたいですね。経営とは、上っている実感がないほど緩やかな坂を上り続けていくことだと考えています。マーケティングが利益至上主義に陥ると、本業が崩れていくものです。

 

長尾 地道というより、王道です。経営理念と戦略、実績の間にブレがありません。理念を掲げる企業は多いですが、戦略や社員の行動まで浸透し、実績につながっているところは意外と少ないのが現実です。

 

鹿内 規模ではなく、企業としての生き方を貫くことが重要です。タナベ経営の創業者・田辺昇一先生は「企業は本業そのものが社会貢献になる」とおっしゃっていましたが、非常に共感します。玄米酵素は本業そのものが社会貢献。経営者として大事なのは、企業の生き方を消費者と約束すること。私自身もセミナーで話す機会がありますが、そこで玄米酵素の生きざまを伝えて、お客さまに約束しています。

 

タナベ経営 取締役副社長長尾 吉邦 タナベ経営に入社後、北海道支社長、取締役/東京本部・北海道支社・新潟支社担当、2009年常務取締役、13年専務取締役を経て、現職。経営者とベストパートナーシップを組み、短中期の経営戦略構築を推進し、オリジナリティーあふれる増益企業へ導くコンサルティングが信条。クライアント先の特長を生かした高収益経営モデルの構築を得意とする。著書に『企業盛衰は「経営」で決まる』(ダイヤモンド社)ほか。

タナベ経営 取締役副社長
長尾 吉邦
タナベ経営に入社後、北海道支社長、取締役/東京本部・北海道支社・新潟支社担当、2009年常務取締役、13年専務取締役を経て、現職。経営者とベストパートナーシップを組み、短中期の経営戦略構築を推進し、オリジナリティーあふれる増益企業へ導くコンサルティングが信条。クライアント先の特長を生かした高収益経営モデルの構築を得意とする。著書に『企業盛衰は「経営」で決まる』(ダイヤモンド社)ほか。

 

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 副本部長 川島 克也 経営全般からマーケティング戦略構築、企業の独自性を生かした人事戦略の構築など、幅広いコンサルティング分野で活躍中。企業の競争力向上に向けた戦略構築と、強みを生かす人事戦略の連携により、数多くの優良企業の成長を実現している。

タナベ経営 コンサルティング戦略本部 副本部長
川島 克也
経営全般からマーケティング戦略構築、企業の独自性を生かした人事戦略の構築など、幅広いコンサルティング分野で活躍中。企業の競争力向上に向けた戦略構築と、強みを生かす人事戦略の連携により、数多くの優良企業の成長を実現している。

 

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