Vol.25 親族外承継で持続的発展を目指す
社員一人一人の「幸せ」を追求
三陽建設 × タナベ経営

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2017年10月号

 

HD傘下の会社をリニューアル事業で結ぶ

 

丹尾 HD化の進捗はいかがでしょうか?

 

阪本 HD体制のスタートは、2018年3月31日を目標にしています。現在、三陽建設を筆頭に、西出建設(土木建設関連)と三陽マシンテクノロジー(機械設計・組立関連)の3社でグループを構成しています。さらに三陽建設ではリフォーム、福祉、医薬品事業も展開していますし、木造建築や商業施設建設などの分野も検討中です。こうした多彩な事業を会社として独立させ、HD傘下に収めていきます。時代のスピード感を考えると、迅速にHD化を果たして次の段階へ進むべきだと考えています。

 

大石 例えば、新規の建設案件が終了した後も、リニューアル事業で受注関係を維持し、次の新案件へつなげる。このようなサイクルで事業を回していきたいと考えています。

 

丹尾 HD傘下に建築や福祉、医療品などのドメインがあり、それらにリニューアルという横串を通して、各社が協力しながら顧客獲得につなげていく戦略ですね。スポット受注になりやすい建設業の構造を、リニューアル事業によって“線”でつないでいく。その中から新事業が生まれて成長したら、会社として独立させてHDに加えるというお考えでしょうか。

 

阪本 その通りです。新しい事業や、それを担う人材を育てることが当社の使命。HD体制を確立して社員が本気で勉強したくなったとき、きちんと学べる仕組みを作っておきたいと思います。

 

大石 建設の仕事はやりがいがあって楽しいものだと確信しています。そんな楽しい仕事をしながら、家族も幸せになれる環境を築こうと、業界の先陣を切って完全週休2日制の実施に取り組みました。


ゆくゆくは60歳以上の社員だけの週休5日の会社を設立したいと思っています。一生懸命働くのではなく、自分の時間を大切にしながら趣味を謳歌し、人生を楽しむのが目的。社員が週休2日を確実にとれる一方で、その2日を60歳以上の社員がカバーする形です。HD内の社員は休みが確保され、良好なワーク・ライフ・バランスを維持できます。

 

北東 三陽建設グループが、充実した人生を送るプラットフォームになるわけですね。それによってHD傘下の会社に自立した多様な人材が集まる。実に壮大な計画です。

 

本社へ入ると、洗練されたオフィス空間が広がる。 会議室はそれぞれ異なるテーマカラーを採用

本社へ入ると、洗練されたオフィス空間が広がる。
会議室はそれぞれ異なるテーマカラーを採用

 

 

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