Vol.26 フォークロアで新市場を拓く
企業文化と仕組みを磨きブランドを構築
アミナコレクション × タナベ経営

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2017年11月号

 

フォークロアで新市場を拓く

企業文化と仕組みを磨きブランドを構築

 

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フォークロア(民俗文化)をテーマに掲げ、全国に98店舗を展開するアミナコレクション。同社は他にないオリジナリティーあふれる商品と圧倒的なアイテム数で、幅広い年代の支持を集める。新しいものを受け入れる柔軟さと原理原則にのっとった経営が、ライバルを寄せ付けない高い参入障壁を築き上げている。

 

フォークロアをテーマに卸・小売を展開

 

大森 アミナコレクションは、フォークロア(民俗文化)をテーマに衣料品や雑貨などのオリジナル商品の企画、製造、販売を手掛けています。現在は、卸事業に加えてエスニック衣料・雑貨を販売する「チャイハネ」、ハワイアン雑貨を扱う「Kahiko(カヒコ)」、モダン和雑貨「倭物やカヤ」、天然石・和雑貨「岩座(いわくら)」など6ブランドを持ち、全国に98店舗を展開するなど事業が広がっています。まずは創業の経緯をお聞かせいただけますか?

 

進藤 当社は1976年に、父・進藤幸彦が設立しました。もともと父は大学で民俗学を研究しており、1969年にトルコ政府給費生として民俗調査のためトルコに留学。この経験がきっかけとなり、ビジネスを通して世界の民俗文化に関わっていくことを決意します。

 

当時、すでに5人の子どもがいたにもかかわらず、高校教師という安定した仕事を辞め、多額の借金をして創業したわけですから、使命感に近い気持ちがあったのだと思います。

 

大森 民俗文化に対する熱い思いが、一貫してフォークロアをテーマとする事業展開に表れています。“WALK WITH THE SUN”という社是にはどのような意味が込められているのでしょうか?

 

進藤 “WALK WITH THE SUN”は「自然と共に生きること」を表現しています。工業化が急速に進み、昔と比べて便利に暮らせるようになった一方、自然と共生してきた世界各地の民俗文化の価値が失われつつあります。人間がコントロールできる部分は増えましたが、同時に現代人が多くのストレスを抱えていることも事実です。

 

父は、自然と共に生きる昔ながらの生活や文化(フォークロア)こそ、人間らしい感受性や活気を取り戻させる力があると考え、その価値を伝えるために起業しました。その思いを自分の言葉で表現した社是は、父の最大の遺産だと思います。

 

松下 詩的な表現で、創業者の思いが込められた求心力のある言葉ですね。この社是に共感して入社される社員が多いのもうなずけます。

 

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アミナコレクション 代表取締役社長進藤 さわと氏 1998年慶應義塾大学理工学部応用化学科を卒業し、アミナコレクションに入社。貿易部、物流部、システム管理、サポート部部長、仕入委員長、店舗部長を歴任し、2003年に統括就任。2005年に取締役になり、店舗展開戦略、店舗運営組織構築、本部制導入、MD 部・新事業部創設など企業戦略を主導し、2010年に代表取締役社長に就任。

アミナコレクション 代表取締役社長
進藤 さわと氏
1998年慶應義塾大学理工学部応用化学科を卒業し、アミナコレクションに入社。
貿易部、物流部、システム管理、サポート部部長、仕入委員長、店舗部長を歴任し、2003年に統括就任。
2005年に取締役になり、店舗展開戦略、店舗運営組織構築、本部制導入、MD 部・新事業部創設など企業戦略を主導し、2010年に代表取締役社長に就任。

 

 

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