Vol.26 フォークロアで新市場を拓く
企業文化と仕組みを磨きブランドを構築
アミナコレクション × タナベ経営

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2017年11月号

 

一連の仕組みで圧倒的な差別化を実現

 

大森 先行したシステム化によって、会社の競争力は格段に上がりました。全国展開の原動力になったと言っても過言ではありません。仕組みをつくる上で成功させるポイントはありますか?

 

進藤 そもそも仕組みは1、2年でできるものではありません。当社の場合、本格的に店舗展開を始めたのは2003年ごろでしたが、当時抱いていたのは「このまま事業を広げていけば、いずれパンクする」という危機感でした。

 

ただし、拙速に事を運んでもうまくいきません。システムについても、ベース部分は専門のシステム会社に作ってもらいましたが、そのまま運用するのではなく、細かな部分までかみ砕いて自社流にカスタマイズする作業に時間をかけました。

 

大森 細かな部分が自社にフィットしないと、業務の中で修正する手間が必要になります。それが社員の負担となっているケースをしばしば見掛けます。

 

進藤 システムに合わせるのではなく、現場にジャストフィットするシステムを作り上げることが重要です。当社もオリジナル化には10年以上かけて取り組んできました。

 

ただ、差別化要因は物流だけではありません。店頭の鮮度を保つ定期的な商品開発の仕組みや、40年以上かけて積み上げてきた世界各地の製造ネットワーク、販売の仕組みなど、それぞれが他社との差別化要因といえますが、全てが一体化している点が最大の強みだと考えています。

 

大森 物流だけまねをしても追い付くことはできない。しかし、トータルの仕組みとなると簡単にまねすることはできません。これが高い参入障壁をつくり上げています。

 

大石 事業承継に際して整理すべき点を外部の目でチェックしてもらおうと考えたからです。タナベ経営とは10年以上の付き合いがありますから、信頼してお任せしました。

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