2017.11.24

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2017.10.31 Tue
2017.11.01 Wed

DOMAIN&FUNCTION

教育・学習ビジネス研究会

REPORT
日目

10.31 Tue

知識と思いやりを持ち、
創造力を駆使して世界に貢献する個人を育てる我が校の取組み

視察&講義関西学院千里国際中等部・高等部
校長井藤 眞由美 氏
学びのPOINT

①二つの学校が共存する革新的な学校運営スタイル
1989年の新国際学校による研究の内容に基づき、関西学院千里国際中等部・高等部と大阪インターナショナルスクールという2つの学校が共存する形で運営し、国際バカロレアで多くの実績を有している
②業界の常識を打破
両校は共存できないという「業界の常識」を打破するため「理念」「施設」「授業の一部」「授業外の活動全て」はシェアし、これまでにない授業価値を提供している。
③重要な要素は帰国生徒の数
生徒は「一般生徒」「帰国生徒」「外国籍生徒」で構成されており、日本人と外国籍生徒が価値観を融合させるためには、帰国生徒の数が重要な要素であり、この数を減らさないようマネジメントしている。

重要な研究ポイント日本に在住しながら「国際バカロレア」で
世界への切符を有する学生を輩出!

"国際バカロレア"の大きな特色は、「全人教育」。これは、思考力・表現力に重点を置いた高い知的水準の達成はもちろんのこと、同時に異文化に対する理解力と寛容性を養うことであり、世界に通用する革新的な教育といえる。
2日目

11.01 wed

教育を通じて地域に眠る起業遺伝子を発掘する

講義一般社団法人ソシオデザイン
代表大西 正泰 氏
学びのPOINT

①人口減少で教育のルールが変わる
教育ルールの変更が迫られる最大の要因は人口減少である。「教える」「教えない」と「教師主導」「教師サポート」のマトリクスで整理した場合、「教えない」×「教師サポート」。つまり、自由主義・自立志向型への転換が必要であり、実態として公立よりも私立学校の方が対応に苦慮することが予想される
②人口ボーナス期の成長モデルからの転換
これまでは「知識成長」のピークをできるだけ早い段階に到達させることが重要視されていた。これからは、ルール成熟型のキャリア観が新たなルールとなる
③今後、どのような教育が必要か
キーワードは「越境」。良い意味でも人の力をいかに借り、ネットワークを持ち繋がることができるのか。学校と「官民」「民間企業」「海外」そして「個人」の意識の越境化が教育関係者に不可欠といえる。

重要な研究ポイント教育界として関わる教師自身が
越境思考への価値観のシフトが求められる

自分や自社単位で「教育」を考えるのではなく、越境、つまり多くの人や企業との協働する意識が今後不可欠となる。
2日目

11.01 wed

国際社会、都市、地方の知識循環をデザインする

視察&講義
学びのPOINT

①語り継がれる「本物を探求する姿勢」
開校以来、大切にしてきた「本物志向」「本物を探求する姿勢」。本物は常に変化するものと捉え、自らが変化に対応するべく「学校法人」と「株式会社」に分けた経営スタイルで運営している
②専門性を磨く社内のシステム
他の専門学校にはない、出版機能を有することで自前の教科書・参考書が作成でき、自社の強みをノウハウ化し、蓄積することを可能としている
③食文化を世界に広げる「ハブ」としての役割
「文化」を広げるハブになりえるのは教育機関であり、日本の世界戦略におけるハブになるべく戦略の見直しを図っている。「和食」のユネスコ無形文化遺産登録もあり、「自然の尊重」、それを通じた家族・地域コミュニティ強化が求められている。

重要な経営ポイント食文化のゲートウェイとして、
「本物を探求する姿勢」を語り継ぐ
「食」と「食業人」の輩出拠点

国内からフランスまで14の学校を展開、その卒業生13万人は、ミシュランの星をとる有名店から大衆的な店まで、語り継がれる思いがここに!
NEXT TIME

第三回目は、ユニファ株式会社様、株式会社EYS-STYLE様の講演です。