2018.02.05

3

2018.01.17 wed
2018.01.18 thu

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT
日目

01.17 wed

社会価値の最大化を目指した自然栽培の農福連携モデル

講演株式会社すまいるファーム
代表取締役社長池田 浩行 氏
学びのPOINT

1.高付加価値モデルを実現させる自然栽培
(1)市場の3倍の価値を生み出す無農薬・無肥料への徹底的なこだわり
(2)"障害者でもできる農業"から"障害者に優しい農業"へシフト(自然栽培だから優しい)

2.農業×福祉を融合させたビジネスモデルの転換
(1)農地の確保、農家の理解、障害者の家族、従業員の理解を得て初めて事業化への第一歩
(2)Social Firm(社会的企業)として、農業と福祉の双方の課題を掛け合わせた協力体制を実現

ココがスゴイ!自然栽培米の流通単価680円/㎏
(市販米の2倍以上!)

真の農福連携実現のために、働く障害者にも優しい自然栽培を選択。
自らの病という原体験が、当たり前ではないハードルを乗り越え、高付加価値を実現させた。
2日目

01.18 thu

日本最大のベビーリーフ生産者

視察&講演株式会社果実堂
代表取締役社長井出 剛 氏
学びのPOINT

1.異分野技術の積極的導入
(1)トヨタ生産方式による効率化・原価低減
(2)業界初のカラーソーター(異物混入仕分装置)導入

2.付加価値戦略の構築
(1)100種類以上からの新品種選定(モノ選び)
(2)定時定量を実現する365日安定供給システム

3.サイエンス×農業の基盤構築
(1)"脱経験" 栽培履歴の徹底管理で環境制御
(2)自社研究所での品質管理の追及

ココがスゴイ!業界の常識8回転(毛作)を覆す
高瀬式14回転を実現!

"脳"業と位置づけ、サイエンス・ICT管理による『ハイテク6次産業化』に挑戦。今回視察したハウス400棟はわずか25名で通年管理と、人的生産性も高い。
Voice 参加者の声
- (株)すまいるファーム -
人材不足に対して、障害者雇用は一つの解決策として有効だと感じた。農福連携のモデルケースとして最先端を担っての活動は、大変勉強になった
資材メーカー・社長
- (株)果実堂 -
徹底した品質管理や5S・見える化のレベルは大変参考になった。新しいことへの挑戦や、時代変化の中で農業が変わる時期が来ていると感じた。
素材メーカー・役員
ディスカッションの様子
NEXT TIME

第4回目は、小売業から農業へと事業領域を拡大し、全国にローソンファームを設立。契約農家を計画的に増やし、顧客価値を高めた「ローソン」の講演となります。