2018.10.05

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2018.09.18 Tue

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT
1日目

09.18 Tue

顧客価値を高める事業連携の在り方

講演カルビー株式会社
東日本事業部
財務コントローラー兼マーケティング担当部長
松本 知之 氏
学びのPOINT

1.ポテトチップス事業の『10プロセス』
(1)原料→生産→物流→営業→消費者までを10のプロセスに分け各プロセスは後の工程に対し100%の品質とトレーサビリティを保証する
(2)原料の種芋へのこだわり
2.カルビーのマーケティング
(1)顧客に対して正しいことを正しく実践し、儲けるのがカルビーのマーケティングの本質
(2)モノ+買いたい気持ち+買いたい環境の3つをつくることが継続的に利益を出す仕組みづくり
3.消費者と一緒につくるヒット商品
(1)Webで消費者が入学する「じゃがり校」の企画商品は毎年1位を獲得
(2)地域に根付いた珍商品の大ヒットから2017年より、♥JPN_47都道府県PCもスタート

ココがスゴイ!「コスト+利益=売値」から
「売値-利益=コスト」へ、
消費者が買いたい価格
「売値」へのこだわり!

生産者主権から消費者主権へ。「顧客のために」ではなく、「顧客の立場」になって何を求めているかを徹底的に考える。
1日目

09.18 Tue

産地と消費地をつなぐ。
ビジョン2026の実現に向けたアグリゲートの取り組み


講演株式会社アグリゲート
代表取締役CEO左今 克憲 氏
学びのPOINT

1.ネットワークを最大限活用
(1)ネットワークを持つ人の元での修行や、関連業でのアルバイト経験
(2)キーマンとのつながり農業法人、カード会社、SM、農事業者、農機具メーカー、自治体、JA、IT企業等
2.SPF戦略モデル
(1)サプライチェーン最適の業態設計
①大手機械メーカーをアドバイザーとした最適な投資提案
②規格外品の積極仕入と規格外対応の機械化
3.プラットフォームを通じ、SPF戦略のプレイヤーを増やす
(1)地域活性(産地ブランディング)
(2)人材教育(食農業界の経営者を育てる)
(3)IT活用(生産~販売のサポート)

Key wordサプライチェーン上のパートナー連携で
農家、都市生活者双方の課題を事業でつなぐ

都市で暮らす人々の不本意な食生活(※)を豊かにしたい!同時に地方を活性化させたい!その想いをもとに創業。
※不本意な食生活とは、栄養バランス等の偏った食事をとらざるを得ない状態。
Voice 参加者の声
【カルビー株式会社】
原材料の取扱量、取引方法、工程など勉強になった。親子3代続く契約農家の存在は企業として素晴らしい。農家はどこに出荷するかが大事だと思った。
農業資材製造業・社長
【株式会社アグリゲート】
左今社長の若い頃からの体験が興味深かった。農業政策の行き詰まり感と、その先のビジネスチャンスに取り組まれている姿は大変勉強になった。
食品製造業・社長
参加者の様子
NEXT TIME

第2回目は、地元の"種"を使った機能性野菜を、大手の販路を活かして拡大した株式会社スマートアグリカルチャー磐田の実証棟の視察、株主である富士通株式会社の講演。年間50万人もの客が訪れ、約5万人のリピーター会員を有する伊賀の里モクモク手づくりファームの視察・講演となります。