2018.12.05

2

2018.11.21 Wed
2018.11.22 Thu

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT
日目

11.21 Wed

共創によるスマートアグリカルチャー事業の展開戦略

視察・講演富士通株式会社
スマートアグリカルチャー事業本部 エキスパート
若林 毅 氏
学びのPOINT

①農業は衰退企業ではない!?
(1)実は日本は農業を行うのに土地・技術・食文化等様々な高いポテンシャルを有している
(2)海外の先進国では農業は儲かる仕事として若者にも人気の職業である
(3)農業は高齢者も女性も働きやすく、農業従事者は平均寿命も長い
②農業生産管理クラウドによる企業的農業経営
(1)作物の生育状況を写真で記録することにより、ビックデータから適正な収穫の時期を解析し、収量UP!
(2)日々の作業記録・生産履歴・コスト集計をクラウドで管理し、作業時間分析で作業効率をUP!
(3)環境制御クラウドで24時間コンピュータ―制御された温度・日照度・水・栄養・CO2の管理で安定生産
407_01.jpg

ココがスゴイ!クラウドの活用と商品ブランド「美フード」
フードエクスペリエンスの提供と
地域ブランディングの創造に励む富士通の共創戦略!!

407_02.jpg
407_03.jpg
「美フード」とはSAC iWATAが提唱する高機能野菜ブランド「美・フード」シリーズのこと。「フードエクスペリエンス」とは、消費者のライフスタイルに合わせて機能性野菜の摂取の仕方を素材の力を損なわず多様な形態にし人生100年時代のセルフケアを楽しむこと。
日目

11.22 Thu

常に"あたらしい"に取り組む ~価値を消費者へ伝え続ける~

視察・講演株式会社伊賀の里モクモク手づくりファーム
代表取締役社長松尾 尚之 氏
学びのPOINT

①養豚農家16軒の出資から設立されたが、単においしいものを作っても売れないという販売の難しさに直面。
②その後、知名度の向上を目指したブランディングや、消費者からの要望に応える形で体験教室を展開し、観光・レジャーのマーケットへ参入。
③それにより、商圏が伊賀の9万8千人から、広域(2時間圏)の3,000万人に大きく変化。
④事業の柱は大きく3本
『公園運営事業』『通信販売』『外食』
グループ全体での年商は70億円に及ぶ
(2017年度実績)
407_04.jpg

Key word年間有料入園者35万人の内、
20%が体験教室受講

407_05.jpg
407_06.jpg
公園運営は自分たちの取組の発表の場であり、その中で行う体験教室は、「消費者と生産者を大切に繋ぐ場」である。昨今の情報社会の中、モノの価値観、ストーリーを共感し、お互いの信頼関係の礎となっている。
Voice 参加者の声
<SAC iWATA>
システム化とその実証施設として機能している良い工場だと感じた。効率化やスペースの利用にも工夫が見られ、非常に参考になった。
建設業・幹部
<モクモク手づくりファーム>
もくもくファームを「ブランド化」する。新しい事にチャレンジし続ける。あきらめない」。すべてが自社でも見習いたい内容でした。
食品製造業・係長
昼食時の様子407_07.jpg
NEXT TIME

次回は九州開催となり、「世の中に役立つものを誰より先に創る」を創業の精神とし、ブランディング戦略を展開している株式会社オーレック、異業種参入かつチャネル戦略からビジネスモデルを組み立てたニューガイアアグリ株式会社の視察・講演となります。