2018.12.11

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2018.11.21 Wed
2018.11.22 Thu

DOMAIN&FUNCTION

教育・学習ビジネス研究会

REPORT
日目

11.21 Wed

時代に生きる 時代に挑む
~女性が働き続けられる社会に向けて~

講義株式会社テノ・サポート
保育所運営企画部長山﨑 良祐 氏
学びのPOINT

①女性の子育てを支援
保育所は増え、待機児童は減っているはずなのに、潜在的には、まだ60万~85万人いるといわれている。保育所整備よりも女性の就業率向上が上回り、待機児童解消が追い付いていないのが現状。
②女性が活躍できる場は増えてきている
経営者自身が、男・女の意識をなくすことで、女性が働きやすい職場を作ることができる。重要なのは、女性に働き方を選択する機会を与えること。
③働いている保育士は約2,300人
1.売上の60%~70%は保育士の給料
2.保育士同士のネットワークで紹介してもらう
3.保育士に働き方の選択肢を与える
→1日中保育園というクローズドな空間にいるのではなく、週2日だけ、午前中だけ等の働き方が選択ができる。
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重要な研究ポイント人手不足の中、人材を活躍させる環境整備が肝要
女性が子育てをしながら、働き続けられる企業内保育

男女が関係なく仕事ができる、フラットな組織づくりを目指さなければならないことを再認識した。

医療法人 経営者
年齢は違えど、同じ「子ども」にかかわる職業として、女性の子育て支援は、非常に社会的意義が高いものであると感じた。

専門学校 経営者
受け皿のさらなる拡大と多様な子育て支援を通じて、子どもたちが「生まれてきて良かった」、女性が「産んで良かった」と思える社会が求められている。
日目

11.22 Thu

教育ビックデータを用いた教育・学習支援の展開

視察&講義国立大学法人 九州大学
基幹教育院 准教授山田 政寛 氏
学びのPOINT

①教員スキルは属人化しなくなる
現在教員が行っていることの全てが教育工学の対象となる。授業の上手な先生のパフォーマンスをモデル化して普及することも可能になる。
②教育工学ビックデータが教育界を変える
九州大学では授業にPCを持ってくることを入学条件にしている。システム上で、出席管理、レポート提出、講義日誌振返り、講義スライドの共有などができるようになっている。ページめくりや拡大・縮小など全てのログを取り、成績向上にどのような予習・復習が寄与するかを検証することが可能になっている。
③未来の教室への変遷
学校が教育の最優先ではなくなる。経産省がこれまでの教育を前提としない教育改革を、ICTを中心にしてもたらす「未来の教室」という取り組みを始めている。知識注入型教育には限界があるので、自分の身の回りを変えられる(50㎝革命)子供を育てることが必要である。
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重要な研究ポイントデジタル技術×教育ビッグデータ
成果が出る教え方改革

これまでの教育の概念が通用しなくなると感じた。同時に、IT技術を活かせない学校は淘汰されていくのではないか、という怖さもあった。
専門学校 経営者
圧巻の学校・図書館だった。このような環境・学び方で育った学生が社会に出ると、世の中は変わっていくのだろうと感じた。
建設設備会社 幹部
これからは「個人に合った教育を受ける」時代に変わっていく。そのことがチェンジメーカー(社会を変える人)となる国民性を育てることに繋がっていく。