2018.09.12

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2018.07.24 tue
2018.07.25 wed

DOMAIN&FUNCTION

建設ソリューション
成長戦略研究会

REPORT
日目

07.24 tue

建設現場の「足場」を国内外に供給する、東証一部上場企業

視察&講義エスアールジータカミヤ株式会社
代表取締役会長兼社長 髙宮 一雅 氏
学びのPOINT

①「建設現場のお膳立て企業」、「足場の百貨店」として、年商360億円、海外展開も積極的に行う。
②「階高1900mm」の業界の常識を覆す足場を開発。安全で作業しやすい足場の普及に取り組む。
③新築工事から改修工事へシフトしていくと予想し、早くから維持補修や改修工事向けの機材への入れ替えを推進。
④社内外の反対を押し切り、リーマンショック時にも将来を見据えた新製品導入投資を決断。
⑤新製品導入のために、足場メーカーを買収し、安全で施工性の高い次世代足場を開発。
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KPI2018年3月期→2021年3月期
売上高:361億円→500億円(+138%)
営業利益:16億円→40億円(+250%)

Voice 参加者の声
足場を売る企業でありながら、足場をなくしていく方法を考えることが、技術発展、付加価値の向上につながるという発想が斬新であった。
建設会社・社長

業界の常識に疑問を感じ、突き進む強い姿勢に感銘を受けた。


土木建築工事会社・社長
次世代足場への投資は2017年までに済ませ、2018年からの3年間を投資回収期間とする。常に次代を見据え、施工者や利用者の快適性のために先行投資を惜しまない。同社は建設業のみならず、農業分野への進出も果たしている。
日目

07.25 wed

移動式タイニーハウスで、新たな住まい、街づくりを提案

視察&講義YADOKARI株式会社
代表取締役上杉 勢太 氏
学びのPOINT

①タイニーハウスが「住まい」を変える。1・2人暮らしの世帯の割合は2030年には約70%へ上昇。「ローンを組み大きな家に住む」という価値観が変わりつつある。
②タイニーハウスが町を変える。高架下を活用した小さなホテル、遊休地での移動式店舗、イベント企画によるまちづくりの推進など、自治体・企業との取り組みが進む。
③今後、「建築」と「自動運転技術」の融合化が進み、家と車が一体化していく。
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KPI移動式タイニーハウス×遊休地活用で街の
賑わいや施設をつくる

Voice 参加者の声
自社の地域は市街化調整区域が多くあり、建築が不可のため、動産を活用すれば、有効活用できると感じた。
建設会社・社長
IoTが重要なキーワードとなることは認識していたが、自動運転×住宅という着眼点は新鮮であった。

土木工事会社・社長
ある地域では、駐車場を使い、タイニーハウスを町の人々で設置。飲食店、地元食材販売など、「マルシェ」として地域活性化の拠点となっている。