2018.07.24

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2018.07.05 thu
2018.07.06 fri

DOMAIN&FUNCTION

ものづくり研究会

REPORT
日目

07.05 thu

世界を駆ける小さな会社を目指す

視察&講義株式会社サイカワ
代表取締役西川 正男
学びのPOINT

(1) グローバル視点
世界をマーケットとして捉える。世界のGDPに占める日本のGDP割合は6%。製造拠点としてのグローバルではなく、マーケットとしてグローバルを捉える。
(2) 技術力進化のサイクル
100%オーダーメイドで顧客要求を満たすために、新技術・新工法を取り入れ、技術力向上を善循環。
(3) 強み進化の3つのステップ
決める⇒磨く⇒ブランディング
強いから勝つのではなく、勝つから強くなる。強みとすることを決めて、磨き、違いを明確にする。
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KPI新技術・新工法の提案件数

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この技術力進化のサイクルスピードを速めていくことで、技術応用力を高めていくと同時に、事業の付加価値をより高めていく。
日目

07.06 fri

高品質・高生産性のものづくり企業への挑戦

視察&講義三星工業株式会社
代表取締役森本 富治
学びのPOINT

(1) 卵を一つの籠にもらない
①複数事業の柱を構築する。
②1T3D
  (1つの固有技術を3つのドメインへ)

(2) ファーストコールの条件整備のポイントはコト提供
①いわゆる下請け的な製品の提供ではなく、課題解決パートナーとして、自社の技術をぶつける。製品価値ではなく、役務価値を提供。

(3) 高付加価値型の収益構造(経常利益率10%・一人当たり経常利益3百万円)
①高付加価値・高粗利型(ファブレス型)
  粗利率40%・労働分配率40%
②高付加価値・低粗利人的資源コスト型
  限界利益率65%・粗利率25%・販管費15%
③高付加価値・低粗利設備コスト型
  限界利益率65%・粗利率25%・販管費15%
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KPI高限界利益率事業比率

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経常利益率10%・一人当たり経常利益3,000千円の高付加価値型収益構造のモデル損益を作成する。
作成したモデル損益を目指すために、全社としてのあるべき限界利益率は?そのために注力すべき事業領域は?などの視点で検討する。
Voice 参加者の声
自社のコアバリューを再考しなければならないと感じました。顧客の変化が起こってからでは遅い。もう少し先を見る経営をしなければならないと感じることができました。
時代のニーズより一歩前を進んでいる戦略的活動が良く解りました。自社の強みを活かす戦略を社に持ち帰り、活かせるように活動したいと思いました。

質問会の様子 327-7.png
NEXT TIME

第4回目は、
①リンカーズ株式会社 様
 「ものづくり企業をつなぐ新たなアライアンス支援の仕組み」
②小松バネ工業株式会社 様
 「小さくてもキラリと光る ものづくり企業の実践経営術」