2018.09.28

4

2018.8.29 wed
2018.8.30 thu

DOMAIN&FUNCTION

ビジネスモデル
イノベーション研究会

REPORT
日目

8.29 wed

顧客と生産者との架け橋を創るワイン業界のイノベーター

視察&講義株式会社ヴィノスやまざき
社長種本 祐子 氏
学びのPOINT

①嗜好の細分化と多様化が進み、個人毎のきめ細やかな対応が必要となるワインに関して、商品のカテゴリー化・味の見える化・パッケージ化を通して対応。その結果、ロイヤルカスタマーを大きく増加。
②多段階の流通構造となっていた業界の常識に「自社買い付け・自社販売」の「蔵直」ブランドを確立。顧客が満足するワインを適正価格でお客様に届けることで独自のポジショニングを築いた。
③様々なイノベーティブな施策の原点は一人の顧客からの「美味しいワインを買える価格で味わいたい」という声。その原点を今も忘れず、日本へのワイン浸透をミッションとし、経営を推進。

KPI顧客最適の価値提供を支える、
顧客タイプ4分割!

顧客カルテを作成し、顧客を4タイプに分類し各タイプに合わせた商品展開を実施。中でもヴィノスやまざきファンであるロイヤルカスタマーには、限定商品の販売やイベントを実施することでさらにロイヤリティーを高めている。その結果、ロイヤルカスタマーによる自発的な口コミ・SNS発信でさらなるブランディングが図られていく。
日目

8.30 thu

コンタクトレンズ業界の"進化し続けるパイオニア"

視察&講義株式会社メニコン
代表執行役社長田中 英成 氏
学びのPOINT

①価格競争により市場が疲弊する中、ブレない顧客第一主義でエンドユーザーの利益を重視。その結果、ビジネスモデルが刷新され、低迷した業績をV字回復させた。
②メルスプランは既存の商流と、その商流が起こすエンドユーザーへのデメリットに着目し、商流を変革。安全・安心と経済性の両面を顧客に届けることができ、メニコンの成長を支えた。
③取引だけでなく、ブランディングにも注力。広告、CMを効果的に活用し、安全性の啓蒙活動を実施。また、ブランドステートメントカードを用いるなど、社員へのインナーブランディングも徹底し、メニコンのブランディングを総合的に推進した。

KPIメルスプランによるストック収入が
売上全体の約50%!

業界の常識を覆すコンタクトの定額サービス「メルスプラン」の会員数は、現在では128万人まで拡大。 ストック収入で業界のリーディングカンパニーたる同社の安定した経営を支えている。
Voice 参加者の声
顧客を想い、創造してきたからこそ今のビジネスモデルがあるのだと感じた。生産者と使用者を結ぶ垂直統合モデルは非常に重要な学びでした。
サービス業・社長
創業からの歴史を聴くことができ、大変感激した。業界において一人勝ちになると市場は疲弊するという発言に、自身の考え方を見直すべきだと感じた。
建築業・社長
基調講義の様子
NEXT TIME

第5回目は、100年の歴史を持つ老舗企業である「加寿翁コーポレーション」と国内の生姜流通の一翼を担っているリーディングカンパニーである「株式会社あさの」を視察します!