2019.12.05

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2019.11.15 Fri

DOMAIN&FUNCTION

『成長M&A』実践研究会
戦略CFO研究会

REPORT
講演

11.15 Fri

M&Aを活用したポートフォリオ経営の推進

講師イノチオホールディングス株式会社
常務執行役員金田 良弘 氏
学びのPOINT

①M&Aを活用してギャップを埋める
M&Aはビジョンと現状のギャップを埋めるために活用できる。農業の進化と総合産業化に対応するワンセットの体制をM&Aによって実現しシナジーを創出する。
②M&A案件を担当できる人材育成
専門家やFAの存在は重要だが、より重要なのは、専門家のアドバイスを活用しハンドリングできる人材を社内で育成すること。
③M&Aの本質は「ヒトと時間を買う」
M&A担当者は買収される側の気持ちを理解できる、人の痛みが分かる人材であることが求められる。
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KPIM&Aを活用してビジョンを達成する
産業の進化、総合化に対応するワンセット体制

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M&Aを進める場合、M&Aを継続的・計画的に推進する部署を設置することが望ましい。また、M&A時に常に最良のスキームが選択されるとは限らない。慎重にFAを選定し、交渉することも重要。
講演

11.15 Fri

M&Aを活用した多角化戦略

講師株式会社リログループ
事業開発室 室長戸橋 謙造 氏
学びのPOINT

①情報が集まる体制をつくる
100社超のM&A会社との接点を持ち、情報が入るように信頼関係を維持。
Ex. 年4社の買収実績 ⇒2.5倍のDD ⇒2倍のLOI ⇒2倍のIM情報と、約40件の情報入手。
②クイックレスポンス
週1回、経営陣とM&Aについて話す体制により、情報入手後2週間以内に回答ができる。
⇒アドバイザーとの信頼構築に繋がる。
③最初のM&Aは成功させる
M&Aには手間や作業を増やし、自社の社員に負担をかける面もある。
「M&A=良いこと」 とイメージを持たせることで、社内のM&Aへの抵抗を減らすことで2件目以降が円滑に進む。
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KPIM&Aは情報量
買収1件×2.5倍のDD×2倍のLOI×2倍のIM入手

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M&Aによる成長戦略には、事業戦略や買収後のマネジメント等、様々なポイントがあるが、売り案件の情報収取も大きなポイントとなる。
他社ではなく、まず自社に情報が入る工夫を行うことが重要。
Voice 参加者の声
「ビジョンと現状とのギャップ」について、自社の経営資源のみで実行することには限界を感じており、今回の話を聞いてM&Aという選択肢も考えていくべきと感じた。
M&A実行後の事例を多く紹介頂き、M&A後の制度の調整、社員教育の大変さが伝わってきた。
子会社化した会社の運営について参考になった。
ターゲットを明確化し、自社内にM&Aの専門部署を設けて積極的に取り組んでいる体制が参考になった。
具体的な案件についての成功・失敗の生きた経験談が勉強になった。