2019.06.05

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2019.05.22 Wed
2019.05.23 Thu

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT
日目

05.22 Wed

感動を、届ける。マイセンのビジネスモデル戦略

講演株式会社マイセン
ファウンダー取締役牧野 仙以知 氏
学びのPOINT

1.マイセンの取り組み
(1)地球環境から考えた米作りをミッションとし、付加価値の高い米の生産を行う
(2)玄米食の展開
①玄米食に適した玄米の生産
②エステティックサロンと提携、3万食販売する
③続けたい人向けに個食用で手軽に食べられる商品を開発
2.グローバル展開にむけたトレンド
(1)アレルギーやベジタリアンなど食が限られる人向けの商品の開発
(2)食を通じた地球問題の解決
3.健康分野のニッチ市場でさらなる商品を展開
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MISSION玄米を通じて 人と地球の健康をつくる

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日本で発生するメタンガスの35%は田んぼから発生し、地球温暖化の一因となっている。また、食生活が原因となった病気が増加傾向にある。問題を抱える人や地球双方の課題を解決する事業を行う。
日目

05.22 Wed

新たな伝統を創る米五のブランディング

視察&講義株式会社米五
代表取締役多田 和博 氏
学びのPOINT

1.創業351年のブランディング
(1)福井県内企業ではシェアNo.1
(2)学校給食や病院食でも味噌を提供し、米五の味を体験する場の創造
(3)ブランドはお客様との約束。「永平寺御用達」に頼らないブランドを展開
2.消費者と"つながる"場の創出
(1)時代に即した情報発信に力を入れ、企業・ブランド・通販の専用WEBサイトを運営
(2)カフェ・直販店のセット展開で相乗効果により直販売上が3倍に
(3)訪日需要をインバウンドで終わらせず、越境ECにより海外販路を構築
3.社員教育の構築
(1)社員の日々の成長は、会社の成長に直結する
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Key word新しい事に取り組んでいるから老舗

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老舗は常に新しいことをやり続けることで、伝統となる。1年後・2年後の未来を想定した自社ブランディングを進めていくために、タグラインのメッセージ「新しい懐かしい味」を発信。
工場視察の様子
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日目

05.23 Thu

6次化によるアジチファームの新しい「アグリスタイル」のカタチ

講演株式会社アジチファーム
代表取締役社伊藤 武範 氏
学びのPOINT

1.高付加価値商品の創造
(1)70haの土地で加工用米を栽培。米粉を使った商品を展開
(2)販売所やレストランで商品を提供することで、高利益化を実現
(3)イベントを利用した集客でファン獲得
(4)海外でジャポニカ米の6次産業化
2.国産コメ麺に適したインディカ米の栽培を行うことで、フォーをはじめとするコメ麺の製造が可能となった
3.機能性成分に着目した商品開発
(1)インディカ米に含まれるレジスタントスターチに着目
(2)グルテンフリーの商品をより広く展開するため、HACCP認定食品加工工場を建設予定
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Vision麺に使用する小麦粉の20%を米粉に変える

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日本における麦の年間消費量は600万トン(うち輸入500万トン)であり、100万トンが麺として加工される。その麺の原材料をインディカ米に変えていくことで、日本の農業と食を変えていく。
Voice 参加者の声
食と健康というキーワードから商品開発を行われているところは、今後の農業の在り方を考え直さなければならない事を学んだ。

食品製造業・社長
当初より主食米ではなく、加工米を選択したことで、高付加価値を生んでいる。米の品種別の米粉の特徴を知ることができたので、今後のビジネスに活かしたい。
卸売業・幹部
米粉と地元野菜を使った料理500_12.jpg
NEXT TIME

次回は北海道開催となり、国内屈指のバイオ生産技術を持ち、胡蝶蘭においては東北以北で最大級の規模、出荷量を誇る赤平オーキッド株式会社。グループ会社で産業用無人飛行機の実用化を行い、農業資材の卸会社である株式会社サングリン太陽園の視察・講演となります。