2019.08.16

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2019.07.25 Thu
2019.07.26 Fri

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT
日目

07.25 Thu

農芸を日本の真の基幹産業にするという使命感

講演赤平オーキッド株式会社
取締役比留間 洋平 氏
学びのPOINT

1.公社事業の新たな展開
(1)公社事業で培われた経営資源(培養技術やノウハウ)を活かし、新規事業に挑戦
(2)赤平の胡蝶蘭のブランド価値向上と、グループシナジー効果の高い新規事業を創造
2.販売戦略の強化
(1)花卉市場への定期出荷は行わず、注文時のみ対応することでロスを低減
(2)グループ会社の物流機能及び、販売網を活かした販路開拓
3.受託培養事業の可能性
(1)コア技術である培養技術により、花卉のクローン育成を可能に
(2)各市町村のJAや農業法人が持つ、優良個体や新たな農作物育成に寄与
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今後の取り組み海外とのリレーネットワークの強化による
胡蝶蘭の更なる付加価値向上を目指す

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花卉生産事業において次のステージに進むには新たなビジネスモデルやサービスが必要。そのために海外とのリレーネットワークを強化し、付加価値の向上と、新たな価値の創造に取り組む。
日目

07.26 Fri

スマート・アグリ・コンソーシアムで「つながり」を創造

講演株式会社サングリン太陽園
代表取締役社長北濱 宏一 氏
学びのPOINT

1.地域密着型の顧客支援
(1)他社は販路を広域化させているなか、販売エリアを道内に限定。顧客との密着度を高めた
(2)商材及びソリューションの強化を武器に「ないと困る会社になる」という思いを貫いている
2.マーケットインの戦略
(1)商社であることの危機感から、エンドユーザーへのアプローチを開始
(2)情報で農家とのつながりを構築
3.スマート農業共同体の取り組み
(1)スマート・アグリ・コンソーシアム(SAc)を組成し、企業・生産者・消費者が「つながる場」を構築
(2)持続可能な方法で収益性を向上させるプラットフォームの構築を目指している
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スマート農業市場スマート農業の世界市場規模は8,000億円。
年平均成長率は10%を超える

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日本国内の市場規模は2023年度で333億円の予測。ドローンによる農薬散布が本格的に普及した2016年以降、産業用マルチローターの散布需要は毎年2倍~3倍のペースで急速に成長している。
Voice 参加者の声
<赤平オーキッド>
ヒートポンプの設備や胡蝶蘭について初めて知ることも多く参考になった。培養事業については興味深く、可能性を感じた。今後は、活用機会も増えてくると思うものであった。
肥料生産販売・社長
<サングリン太陽園>
農薬・資材・スマートアグリと、農家と連携しながら上手に事業を拡げられていると感じた。課題を解決しながら展開することで事業の安定と強みを生み出している。

廃棄物運搬処理・役員
情報交換会の様子538_07.jpg
NEXT TIME

今回で第3期アグリビジネスモデル研究会が終了しました。研究会を通して改めてチャネル戦略の重要性や、スマートアグリへの取り組みがビジネスモデルを進化させるうえで欠かせない事などを感じました。第4期では先端技術と商圏にスポットを当てて企業の"判断基準"を学んでいきます。どうぞ宜しくお願い致します。