2019.02.21

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2018.12.18 Tue

DOMAIN&FUNCTION

一番に選ばれる
金融機関を目指す研究会

REPORT

11:00~

みちのく銀行の組織活性化に向けた取り組み
~コーポレート・ガバナンス体制について~

講師株式会社みちのく銀行
取締役会長髙田 洋邦 氏
学びのPOINT

I 監査役設置会社→監査等委員化設置会社へ
1.目的は、取締役への監査・監督機能の強化と、頭取への権限移譲による機動性の向上。
2.社外取締役を積極的に登用。
II 取締役会活性化のため、事前準備を徹底
1.業務執行の決定の一部を別の会議に委譲
2.重要議案については別途、事前に審議を行う。
3.社外取締役が深く議論に関われるよう、資料を事前回覧。質問には経営企画部が対応。
4.その結果、開催時間の短縮と議論の時間の確保を両立。

K P Iガバナンス体制の強化が
経営基盤を確立し、企業価値が向上する

後継役員選定について、透明性の高い役員登用プロセス(サクセッションプラン)を設定。候補者選出・アセスメントを実施し、個々の能力・ポテンシャルに応じた育成計画を作成。
役員登用後も役員としての職務遂行およびさらに上位の役職を担うための育成を継続実施。
Voice 参加者の声
監査等委員会設置のメリットがよく理解できた。職員のモチベーション向上が図れる中計の立案だと感じた。



職員や行員のモチベーション向上への取り組みは多々行っていても「執行部への人材育成」は考えることはありませんでした。 透明性の高いサクセッションプランが、今後考えていくべきだと思いました。

12:55~

10年ビジョンで人・組織を活かす
~モチベーションを高める仕掛けづくり~

講師飯田信用金庫
理事長森山 和幸 氏
学びのPOINT

10年ビジョンをバックキャスティング方式で推進
1.経営ビジョンは「10年後のあるべき姿」。実現のための5つテーマを設定し、バックキャスティング方式で推進していく。
2.不透明な環境だからこそ、10年ビジョンという経営の羅針盤が必要。
職員の声に耳を傾け絶えず改革を
1.全職員(パート含)対象の「理事長と語る会」を4年半で64回実施。金庫の方針説明+90分のフリートークで経営参画意識を高める。
2.次長以下の全職員から理事長に直接届く提言書「職場診断アンケート」を毎年実施。
3.職員が「私が金庫を担っている」という意識を持つことで、行動が変わる。

K P I長期経営計画「架け橋2028」で
職員と共に未来を拓く

職員発案の取り組みでモチベーションアップ
1.理事長直下のインフォーマルな組織として若手職員によるプロジェクトチームを設置し、長期ビジョンの原型を作成。
2.5年前より、女性職員による委員会「LEAF」が毎年末役員会で来期に向けた施策を提言。2017年の提言は人事制度改革における総合職と専能職の一本化。
3."お客様の心に寄り添う"ことでお客様満足日本一を目指す「りんご宣言」。6種の評価基準を設置し職員の意識を改革。
4.理事長と語る会の実施
Voice 参加者の声
長期経営計画を策定し、これに基づきモチベーションを高める様々な仕掛けづくりをされ、効果が表れていることが参考になりました。
役職員のモチベーションを維持することは課題で、どのように職員を導けばよいのかのヒントを頂くことが出来た。
NEXT TIME

第4回目は、活躍を推進する「ひと」づくりをテーマに
①学び方改革 新たな教育体制の導入
②法人/個人顧客への新たな価値提供を実現する「ひと」の育て方
について学びます。