2019.04.08

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2019.03.20 Wed

DOMAIN&FUNCTION

戦略CFO研究会

REPORT

11:10~

HD化を行ってきた経験からこそわかる、メリット・デメリット

講師株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス
取締役CFO安東 俊 氏
学びのPOINT

①後継者不在等の承継課題を抱える中小食品会社をHDへ参画させ、グループ化。グループ会社同士で「強み」を伸ばし「弱み」を補う「相互補完・相互成長」をHD化によって実現している。
②各子会社から、役職等にとらわれないもっとも優秀な人材(No.1人材)を機能別のヨコ串組織の統括責任者に登用し、シナジー効果を創出する。
③グループ会社の文化やルールを尊重したうえで、HDと子会社の役割を明確化する。HDでは、中長期的な視野での戦略を検討する。
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KPIグループ会社の社員・文化を尊重して、
相互理解を進めることで、
HDのメリットを最大化する

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HD会社は、コーディネーターとして、グループ会社と対等な関係であり、グループの一員としての誇りを醸成し、社員のモチベーションを維持することが重要

13:20~

成長戦略に向けたホールディング経営とそれを支える収支設計

講師株式会社大和総研
経営コンサルティング第二部 次長川田 悠史 氏
学びのPOINT

①経営戦略実現のツールとして様々な効果が
期待される。
a.中核事業の意見にとらわれることなく、グループ最適な意思決定が可能。
b.事業買収、M&A後のマネジメントで効果的な組織体制。
c.持株会社化後の子会社管理指標を設計する。
②持株会社への意思決定をする前に
収支設計をする。
a.持株会社化に伴う全体コストを検討する。
b.持株会社の収支方針を策定する。
c.持株会社化後の子会社管理指標を設計する。
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KPI目指すべき成長戦略とグループ収支を設計し、
移行までのスケジュールイメージを持つ

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"会社分割""株式移転"2つの移行スキームの判断要素例

・不動産を保有する会社をどう設定するのか?

・新会社の資本金をいくらにするのか?
専門タスクに特化する"分科会"とプロジェクトマネジメントを担う"事務局"、そして専門家のプロジェクトチームを組成し、スケジュール内で最大限の効果を引き出し、質の高い意思決定を実現する。
Voice 参加者の声
食品・プラットフォーム・M&Aといった幅広い着眼点から独自のビジネスモデルを構築されており感銘を受けました。
経営指導料の徴収についてのお話が大変参考になりました。自社の収支設計を見直したいと思います。
タナベ経営 中須の講義468_06.jpg
「ホールディング経営はなぜ
事業承継の最強メソッドなのか」