2019.04.26

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2019.02.21 Thu
2019.02.22 Fri

DOMAIN&FUNCTION

建設ソリューション
成長戦略研究会

REPORT
日目

02.21 Thu

「現場精算プロセス変革のための
IoTオープンプラットフォームLANDLOGの取組について」

講義株式会社ランドログ
シニアマネージャー椎葉 航 氏
学びのPOINT

①ランドログは2017年10月、コマツ、NTTドコモ、SAPジャパン、オプティムの4社が出資して立ち上げた企業だ。建設生産に関わるデータを「コト化」しアプリケーションに提供するプラットォーム。
②LANDLOGは、調査・測量・設計・施工・メンテナンスといった建設プロセス全般データを加工し多種多様な「モノ」データを蓄積し、データから相関をAIによって「コト化」し、ワンストップで生産性向上を実現。
③ランドログはコマツの資本が入っているが、コマツ建機のみに提供するのではなく、オープンで利用可能。
④生産性向上のため、人・地形・建機・材料等、ありとあらゆるモノを対象とし、ネットワーク・アプリケーションを活用。自社オリジナルを開発して活用するとともに、外販も可能。
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KPI建設業特化のICT基盤の提供・
現場の見える化で、政府目標の
生産性向上2割(2025年)に
安全性を付加して世界へ発信する

建設・土木業界の生産性向上は必須要件である。2025年には技能労働者の4割が離職し、需給ギャップは130万人。政府は、未来投資戦略のインフラKPIで2025年、生産性2割向上をうたっている。企業規模の大小にかかわらず、労働生産性を高める必要がある。
ICT建機による施工は施工全体の一部であり、施工全体の生産性向上には寄与していない。例えば、ダンプによる土の運搬が現場のボトルネックとなっている。工程・機材と時間を最適化。リアルタイム動画解析による工程管理・施工管理を実現し、大幅な工数削減を可能にする。
2018年世界時価総額ランキングでは、上位10社は米国・中国の2社が占めている。建設・土木業界のIoTは、全体をコントロールする仕組みはなかった。世界で戦える基盤を日本発で目指す。
Voice 参加者の声
建設のIoT化はPRされている中、現状ドローンを活用する程度と思っていたが、ここまで進んでいるとは驚きを禁じ得ない。
土木建築会社・社長
自社に合わせたアプリを開発し、活用するだけだはなく、外販して収益を得るスキームに魅力を感じる。
建築会社 社長
日目

02.21 Thu

木造建築の新時代 ~鉄骨造から木骨造へ~

講義株式会社エヌ・シー・エヌ
専務取締役藤井 義久 氏
学びのPOINT

①建物の構造を数値化することで、耐震性能を最大限に追求。
②1兆2,800億円の非住宅建築市場のうち、8,000億円が木造で建築されている。
③「木材利用促進法」(2010年)の施行に加え、防耐火に関する規制緩和により、木造建築には追い風が吹いている。
④1棟受注・施工したら、2棟目・3棟目のリピートオーダーをどうとるかは、受注産業である建設業にとって、とても重要。
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KPI木造建築物の構造計算実績は世界一!

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SE構法は住宅にも、非住宅にも適用する耐震構法。その性能は、東日本大震災等の数々の震災にあっても、倒壊ゼロという実績で証明されている。
Voice 参加者の声
鉄骨調達が困難な中で、木骨造への設計変更事例は、大いに参考になった。
木材利用推進と木造建築普及がこれほど進んでいるとは思わなかった。勉強になった。
日目

02.22 Fri

建設業界=3Kはもう古い!
~新たな3Kの定義カッコイイ・稼げる・けっこうモテるへ挑戦!

講義ユニオンテック株式会社
代表取締役会長大川 祐介 氏
学びのPOINT

①店舗デザイン、内装・工事・施工管理、建設業界で働く人々をつなぐ取り組み、工事会社同士のマッチングプラットフォーム運営、交流イベントなどを手掛ける。
②アメリカでは、職人の労務費は1日6万1千円、日本は1万9千円。このギャップを埋めていくこと、日本の職人の価値を高めていくことが必要であり、ビジネスチャンスにつながる。
③これから職人に求められるスキルは、技術・経験×ビジネススキル。現状、ビジネススキルを持っている職人は10%程。この割合を高めていくことが、職人の付加価値向上、建設業界のイメージ改善につながる。
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KPI工事会社同士のマッチングプラットフォーム
1日30万人以上のユーザーが活用

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業界の活性化に取り組む変革プロジェクト「SUSTINA(サスティナ)」を展開。建設業界で働く人々をツナグHUB、社会(他業界)と建設業界をツナグHUBとしてプラットホームを構築している。
Voice 参加者の声
経営マネジメントのPDCAのマネジメントの考え方が分かりやすく大変参考になった。

建設業は3Kで採用も難しい、仕方ないと思っていたが、自社も新たな3Kを実現できるよう頑張りたい。
NEXT TIME

須山建設株式会社
株式会社 正治組