2019.09.30

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2019.08.29 Thu
2019.08.30 Fri

DOMAIN&FUNCTION

戦略ロジスティクス
研究会

REPORT
日目

08.29 Thu

クレド浸透に向けて

講義福岡倉庫株式会社
ジュニアボードメンバー照本氏 小倉氏
学びのPOINT

①ジュニアボードについて
・戦略的リーダーの育成を目的として発足し、現在2期目を迎えている。
・社内アンケートを実施し、インナーブランディングの重要性を認識。
・自社の価値を社内から高める活動として、インナーブランディング強化プロジェクトをスタート。
②インナーブランディングの推進の3段階
・ブランド理念と行動基準明確化のためにクレドを制定とブランドブックの作成、共有。
・全社員対象の社員研修でクレドのプレゼンをし、理解を深めてもらう。
・ブランド貢献度に基く人材の評価。
③インナーブランディングの実績
・インターン学生から高い評価を得ている。
・社員発信で清掃活動を開始。
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行動指針指針5項目に当てはまるか自ら考えよう

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行動指針はすべて問いかけの形にしている。正解はないため、社員一人一人が行動指針に当てはまかどうかを考えて行動することで自律的人財の育成に繋がる。

ブランディングの一環でタペストリーを作成

日目

08.29 Thu

福岡倉庫の組織活性化への取り組み

講義福岡倉庫株式会社
代表取締役社長富永 太郎 氏
学びのPOINT

①ジュニアボードの取り組み
・社内アンケートを実施し、インナーブランディングのPJを発足。クレドを制定、ブック作成、教育推進と人材評価の3段階で推進。実績として、社員からの自発的な取組とインターンの学生から高評価を得るに至った。
②組織活性化への取り組み
・活性化している組織の前提は、理念が共有できている、差別化で利益が出せる、社員が活躍できる場を提供する、の3点。
・差別化戦略は、エリアを絞り込むこと、研ぎ澄ました商品で顧客にメリットを明示すること、自社で取れるリスク範疇を持ち、積極的にチャレンジすることの3点がポイント。
・社員が意向を発信しやすい機会を提供し、会社の戦略とリンクするような意識付けを行う。最初は、全員を説得することから始めるのではなく、同じ気持ちを持った人間同士で推進する。
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学ぶべきポイント創業者の思いを継承し、強い組織を創ることが差別化戦略となる

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創業者の想いである「社会の役に立つ」を浸透させる取り組みを通じて自律人財の育成・新たなサービスを生み出し企業成長を加速化させる。
倉庫見学の様子562_07.jpg
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日目

08.30 Fri

組織活性化への取組み

講義株式会社柳川合同
代表取締役社長荒巻 哲也 氏
学びのPOINT

➀組織活性化の3つのポイント
・人を大切にし、社員の生活が向上すること。
・想いを一つにする。毎年テーマを決定する。
・独自性のある戦略で大手とバッティングせず、利益を出せる市場で戦う。
②一致団結に向けた取組み事例
・朝礼、昼食イベント、ドライバー個人デスクの設置など、社員が集まる場を設定している。
・個別面談の際に会社の想いを伝え、会話をする機会を創出している。
・社員の家族に見てもらうために社内報を毎月発刊している。
・採用は理念を共有しやすいように、新卒採用に注力。
・仕事以外の場面で、想いが共有できるような場の創出。
③目指す会社像
・謙虚さとプライドを持ち、最強、最優の会社になる。
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学ぶべきポイント社員の充実感・コミュニケーション強化が質の高いサービスに繋がる

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質を落とさないために、売上10%以上成長に拘るよりもNo.1のサービスを行えば、負けることはない。売上を伸ばすよりも社員の想いを統一することを重要視している。

活力朝礼で社是、社訓、経営理念を全員で唱和

Voice 参加者の声
会社の歴史から理念、クレドへと一連のストーリーとなっており、それが社員にとっても分かりやすいものだと感じた。
運送会社・社長
新入社員入社後の社員教育、人としての在り方の教育によって社員のモチベーションを上げ、会社の成長に繋げている点が参考になった。
運送会社・社長
初参加でしたが、大変参考になった。2件の視察があり、見て、話しを聞くことにより理解が出来た点がよかった。
運送会社・幹部
1・2日目

08.29/30

第4回のまとめ

講義・
ディスカッション
株式会社タナベ経営
本部長代理土井 大輔
学びのPOINT

①社内課題が変化している。2年前まで3年連続で成長戦略の構築が1位だったが、昨年人材育成の強化になった。特に中堅社員。
②会社はトップの器だが、推進には幹部の質が必要であり、その基盤は幹部になることができる人の数である。
推進者が明確でないと事業は進まない。
③社員のモチベーションを上げることと、エンゲージメントを高めることはイコールではない。
④会社の業績に直結すること以外にどう配分するかが重要。会社に間接的に影響するところにどれだけ経営資源を配分していくかが重要。
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押さえる数字新入社員の65%
定年まで働くつもりはない

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新入社員の入社動機は社風や仕事内容がイメージができる、が最も高い。新入社員にはどの事業分野で活躍してもらうかを理解して入社してもらい、活躍してもらうために経営資源をどう配分していくかの決定が重要。
コンサルタンツ・アイ

事業を推進するための3つのポイント
1.全ての企業は1T4Mで成り立っている
事業はTechnologyとMarketの掛け合わせ、経営はMoney、Man、Managementであり事業と経営は別である
2.事業と経営のどちらかがアンバランスになることで
推進スピードが停滞する
3.テーマである組織活性化は単に楽しいだけではなく
事業推進に繋げないといけない
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NEXT TIME

第5回目は、10月10日(木)・11日(金)岡山開催
テーマは、リスクに備えるBCP対応となります。