2019.03.15




1

2019.2.22 Fri

DOMAIN&FUNCTION

人材マネジメント研究会

REPORT




講演

2.22 Fri

「人と組織」の観点から新規事業を科学する

ゲスト講義立教大学
経営学部 助教田中 聡 氏
学びのPOINT

①企業で「事業を創る人」はエース人材とは限らない。戦略家より実行力ある人。業績志向より成長志向のある人。失敗経験から学び、変われる人。
②4つの成長プロセス(学習フェーズ)を通じ、経営者視点を早く身につけさせることが必要。
③新規事業を成功させるには、奇抜なアイデアを出せるアイデアマンではなく、経営資源を上手く活用しながら、行動を起こせる社内・社外へのネゴシエーター(交渉人)が必要である。

Key Word
新規事業が生まれる風土づくりには、「創る人」と「支える人」、「育てる組織」の三位一体が必要

実データを基にレベルの高い話と、これまでに経験のない論法は大変勉強になりました。

(製造業・人事課長)

処遇と社員の心理について考え方の分類までわかりやすく、頭に入りました。

(建設業・役員)

権限を付与し、新規事業を創るプロセスを伴走しながら支援し、結果に対する責任を共有してこそ、新規事業を任せたと言える。創る人の能力不足だけが原因でない。経営による仕組みづくりが重要。


講演

2.22 Fri

タレントマネジメントによる科学的人事戦略の実践

講義株式会社 プラスアルファ・コンサルティング
TPコンサルティンググループ グループリーダー守田康明氏
学びのPOINT

①採用難・生産性・働き方改革など、人材へのアプローチが、企業を成長させるキーファクターである。人材を見える化し、人材課題を明確にすることが、成長への第一歩となる。
②属人的な人経験と勘からの人材分析ではなく、人事データを活用して打つ手を考えていくという、まさに、マーケティング的な発想が必要である。
③企業は人。企業の目指す姿の実現は人材パフォーマンスが本質であり、働き方改革の実現も企業と人が変わらなければならない。

Key Word人材へのアプローチが企業成長を決める時代。「経験と勘」から「科学的根拠」に基づく戦略転換が必要

人事データを、単なる「管理」としての情報でなく、「人財」データとしての活用が必要となってくる。
 そのためには、数値的エビデンス(証拠)を持った、「科学的な人事アプローチ」と「可視化」が重要。


Voice 参加者の声
「人事データ」から、「人財データ」について、いかに情報を活用していくことが重要という事が分かった。
建設業・役員
有効な情報がたくさんあり、属人化しないデータ活用の有用性を学習出来た。

建設業・人事責任者
次回視察先

NEXT TIME

第2回目(2019年4月16日)は、DMM.make AKIBAの視察と、ダイヤモンドメディア 代表取締役社長 武井さまをゲスト講話から、「チームを活かす仕組み・多種多様なチームの実態」 についての研究をおこないます。

「人と組織」の観点から新規事業を科学する