2019.08.01

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2019.07.26 Fri

DOMAIN&FUNCTION

生産性カイカク研究会

REPORT
視察
講演

07.26 Fri

繊維産業とITを繋げたあたらしいビジネスモデル

講師丸井織物株式会社
代表取締役会長宮本 徹 氏
学びのPOINT

①日本の繊維業界は衰退しているが、世界では成長している。また繊維の技術は医療や食品(ティーパック)、自動車(エアバック)など様々な可能性がある。幅広い視野と豊かな感性で世界を見つめ、夢の実現に向けてチャレンジすることが大切。
②ものづくりとITの融合が重要。ITでモノづくりを変革するのでなく「融合」することで3つのカクシン(業態革新、製品革信、技術革進)を起こしてきた。これらのカクシンで4~5年で会社の売上を倍にしてきた。
③30年前から機会をLANで繋ぐなどデジタル投資を続けてきた。現在は専門デジタル人材を登用して、自社オリジナルの生産体制を確立している。自社に合ったデジタル化が重要である。
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KPI
・個別改善活動の改善結果をコスト換算し、全社に水平展開(1分50円というコスト感覚、コストをすべて円で換算する)
・課長以上が投票し、収益改善の結果を評価する「社長賞」
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改善はロスが見えることが大切。見えないものは改善できない。ロスを数値換算で見える化してきたが、導入当初はロス額がどんどん膨らんだ。それは社員がロスを見えるようになってきた、気付くようになってきたからロス額が膨らんだ。その後は改善活動で減っていった。
糸くずがお金に見えるから、改善できる。可視化が大切。
Voice 参加者の声
大変勉強りました!
デジタル技術を活用した生産性カイカクとビジネスモデル改革が素晴らしい上に、可視化や改善活動、5Sや人材育成などアナログ的な改革も行っており、自社でも取り組みたい内容が沢山ありました。
製造業 経営者
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NEXT TIME

今回で第1期生産性カイカク研究会は終了となります。2019年9月25日(水)から第2期がスタート致します。第2期1回目は株式会社エーアイスクエア様です。