2020.02.07

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2020.01.23 Thu
2020.01.24 Fri

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT

01.23 Thu

~日本茶を世界へ~ おぶぶ茶苑の海外戦略

講演京都おぶぶ茶苑合同会社
副代表松本 靖治 氏
学びのPOINT

1.海外戦略のポイント
(1)少量高品質高付加価値モデル
①海外では日本の約5倍の価格で販売中
②競合の少ない領域でのブランディング
2.農業×観光=アグリツーリズム
(1)茶畑オーナー制度
①現在、18か国780名がオーナー
②サブスクリプションモデルにより売上安定
(2)茶摘みツアー
①年間200回開催、1,500名以上が参加
②案内だけでなく、プロフェッショナルなガイドすることで、高単価でも集客可能
(3)国際インターンシップ
①過去27か国116名が参加。その内1割が自国で日本茶のビジネスで活躍中
②3ヶ月間、給料なし、生活費は自費。それでも人が集まり、満足度が高い
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ココがスゴイ!質にとことんこだわった商品、サービスで
日本茶を世界へ!

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京都おぶぶ茶苑は、社員が7名。その中には海外の方も。
日本茶の魅力を英語やフランス語、スペイン語で伝え、実際に現地で体験会を開催。魅力を伝えるネットワークが広がっていくコミュニケーションづくりは注目ポイント!

当たり前のことを継続すること、余裕を持った取り組みをすることで、活動の品質にもこだわる!

01.24 Fri

3つの"こと"を合言葉にした京都伝統野菜のブランディング

講演こと京都株式会社
代表取締役山田 敏之 氏
学びのPOINT

1.商品価値を最大化できるマーケット選び
(1)東京マーケットへのアプローチ
(2)付加価値が認められるチャネルへ
(3)素材&チャネルを絞れば情報が集まる
2.素材価値の最大化
(1)周年栽培が可能な農作物による経営の安定化と、マーケティング調査による売れる商品の研究開発に集中
(2)農業の『現場』を伝えることで消費者のマインドシェア向上をはかる
3.時流を見極めた"決行"力
(1)家業の壁を乗り越え企業へと進化
(2)先代の反対を押し切りビジョンを実現
(3)ラーメンブームを先取り。店主に直接アプローチしてファンを獲得
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ココがスゴイ!ブランディングにおいては
「農業の"現場"を伝える努力」が大事

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京都伝統野菜というブランドはあるが、その地域ブランドや伝統を伝え続けていく事が重要。
特に農業界においては現場の情報を消費者に届けることで選ばれる商品へと変わる。
Voice 参加者の声

【京都おぶぶ茶苑合同会社】

国際インターン生の活用など、自社が取り組んでいない事や、Webページを活用した販売においては「伝える」という部分に様々な工夫が感じられた。
畜産業 部長

【こと京都株式会社】

ターゲットや商品を絞り込みながら事業を拡大していること。
またブランディング・6次化などこだわりを持って展開さされている所が非常に興味深く感じました。
食品・医薬品販売 代表
情報交換会の様子 644_07.jpg
NEXT TIME

次回(第4回)は沖縄開催となり、植物工場のフランチャイズ展開を行っている株式会社インターナショナリー・ローカル。地方創生に寄与し、稼ぐ地域の実現を目指している株式会社ファーマーズ・フォレストの視察・講演となります。どうぞお楽しみに!