2020.02.26

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2020.01.29 Wed
2020.01.30 Thu

DOMAIN&FUNCTION

食品・フードサービス
成長戦略研究会

REPORT
日目

01.29 Wed

シュゼット・ホールディングスの成長戦略と目指すべき姿

視察&講義株式会社シュゼット・ホールディングス
代表取締役社長蟻田 剛毅 氏
学びのPOINT

①専門価値(コトづくり)
シーン・ライフスタイルを作る
原点に忠実なお菓子を使った「コト」づくり
お菓子を通じて「幸せ」「喜び」「驚き」を提供。
②人材価値(ヒトづくり)
経営理念を軸に人を楽しませる「ヒト」づくり
創業者は、朝礼や経営計画書でいつでも原点に立ち返れることにこだわった。現在も社員にDNAとして受け継がれている。
③社会価値(モノづくり)
大量生産と高品質を両立した世界に誇れる日本のお菓子作り「システム(モノ)」づくり
芦屋から世界への成長戦略は、国内92店舗・海外3店舗へ成長し、国境を越え、世界中の人たちが感動するお菓子を創り広める
"ユニバーサル・スイーツ・クリエイター"として可能性を追い求めている。
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KPI
・アンリ・シャルパンティエ国内92店舗海外3店舗
・理念を浸透するためのブランド活動の教育費は売上の1~1.5%
・社長就任時年商160億円から250憶円への成長の70~80憶円は新規事業
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より多くのお客様のコトづくりのため、デパ地下にこだわらずサービスエリア・空港・駅へ展開させる。
新規事業を成功させるためには必ず良くなるという大義を貫きベクトルをそろえること。
研究会の学ぶポイント (タナベ経営 食品・フードサービス成長戦略研究会 井上 裕介)

ブランド価値の創造
(1)専門価値(商品・技術・サービスで支持されるブランド)
(2)人材価値(社員や社風の良さで信頼を得るブランド)
(3)社会価値(世の中の役に立つことで選ばれるブランド)
――専門・人材・社会の3つの価値を起点としたナンバーワンブランドづくり――

日目

01.30 Thu

100年に向けた六甲バターの成長戦略

視察&講義六甲バター株式会社
取締役会長塚本 哲夫 氏
学びのPOINT

①専門価値(モノづくり)
大量生産ではなく、『新・珍・奇』の視点でもっとおいしく・もっと健康を追求している。
Q・B・B(最高の品質と最高のおいしさ)実現に向けたモノづくりに自社のブランド価値を見い出し、家庭用プロセスチーズシェアで日本No.1。
②人材価値(ヒトづくり)
Q・B・Bを求めるにあたり、仕事内容や働く従業員の質の向上に着目。社内啓蒙活動を通じて、『健康で、明るく、楽しい企業』の六甲バターフィロソフィ浸透を図っている。
③社会価値(コトづくり)
敷地面積5万m2を超えた広大な敷地に、最新の生産技術を有した神戸工場を昨年新設。常に新しい取り組みをもってQ・B・Bのさらなる高みに挑戦している。
目指すは、"世界一のプロセスチーズメーカー"。
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KPIブランドを陳腐化させないための
向上心と探求心
従業員ひとりひとりが
"おいしさ=豊かさ"に拘り続けられること

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ブランドミッション(使命)がブレず、時代の変化や要求に応え続けていくことで、顧客は企業に信頼と信用を置く。量ではなく、質に特化するための企業哲学の伝播・ダイナミックな設備投資を目撃することができた。
Voice 参加者の声
企業理念の大切さとその理念をどのように全社員に浸透させていくかが参考になった。


食品工場建設業 リーダー
おいしさ、品質を追求する姿勢に感銘を受けました。
社員のことを考え、やる気にさせることも会社の風土が良い理由だと感じました。
食品製造業 本部長
NEXT TIME

【第4回】2020年3月17日(火)~18日(水)in金沢
①株式会社芝寿し
②株式会社柴舟小出