2020.10.23



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2020.09.29 Tue
2020.09.30 Wed

DOMAIN&FUNCTION

食品成長戦略研究会・
アグリビジネスモデル研究会

REPORT


09.29 Tue

「あふの環2030プロジェクト」で
持続可能な消費の実現を促進する

講演農林水産省
大臣官房政策課環境政策室 課長補佐永田 一穂 氏
学びのPOINT

1.農林水産省では、食料・農業・農村基本計画(2020年3月31日閣議決定)に基づき、農林水産分野におけるSDGsへの貢献に取り組んでいる
2.SDGsにおいて、食品・農林水産物の生産と消費の両面を持続可能なものにしていくため、「持続可能な生産消費形態のあり方検討会」を立ち上げ、広く啓発活動を行っている
3.今年度はあふの環2030プロジェクトを立ち上げ。持続可能な生産を後押しする消費行動を促進していく
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※2020年10月12日時点KPIあふの環参加90社!

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農林水産業、メーカー、小売、関連団体等、さまざまな企業が食と農林水産業の持続可能な生産と消費の実現に向けて、具体的なアクションを起こし始めている。


09.29 Tue

サラダボウルが描く、持続可能な農業モデルのカタチ

講演農業法人 株式会社サラダボウル
代表取締役社長田中 進 氏
学びのPOINT

1.農業の現場にマネジメントを入れた
(1)収量を安定させる大規模な施設園芸
(高い生産性)
(2)現場の労働環境を改善
(しゃがまない、かがまない、重いものを持たない)
(3)全国にグループを展開(600人以上雇用創出)
2.農業で地域に新しい価値を創る
(1)新しい技術を取り入れる(サイエンスとテクノロジー)
①センシング⇒気象情報、環境情報
②モニタリング⇒観察、考察、分析
③ロボティクス⇒収穫物自動運搬ロボット等
④収穫予測システム⇒多重処理装置等
⑤データマネジメント⇒自動学習機能と先進データ解析によるデータマネジメント
3.サラダボウルの人材育成
(1)リーダーが次のリーダーを育てる
(2)仲間がいてチームがある
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ココがスゴイ!強い農業現場を構築するための
10のキー・ファクターで
創業16年でスピード進化

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農家の次男として生まれ、2004年に㈱サラダボウルを設立。海外含め7社のグループ会社があり、今計画中の圃場も10カ所ある同社。「新しい技術やノウハウを取り入れ、これまでにない価値を創る」をモットーに「農業の新しいカタチを創る」同社に学ぶことは多い。
Voice 参加者の声
【土づくり指導事業】

農業ビジネスでの規模拡大におけるマネジメントとリーダーづくりのお話がとても参考になりました。

土づくり指導の会社 社長
【植物の薬剤製造事業】

成長をし続けるために参考になることがとても多く伝わってきました。
講義で伝えて頂いた10のキー・ファクター、これらがとても良く作用したのだなとな遠くできました。
投資の速度がとても早く感じられ、とても人材育成・仲間に自信を抱いていると思いました。情報量が多くてもわかりやすかったです。

植物の薬剤製造業 幹部
「人を育てられる人」を育てる 791_05.jpg


09.29 Tue

FTI JAPANが実現する美味しいフェアトレードマグロ

講演FTI JAPAN株式会社
代表取締役鳴海 健太郎 氏
学びのPOINT

1.明確なミッション、ビジョンとその実現を可能にする技術開発(特殊フィルムでの真空包装でLLC商品の開発)
2.事業開発の視点は顧客ニーズ×自社の固有技術のマッチング(マグロ等の水産資源豊富なインドネシアと最大の消費国日本をつなぐ)
3.現地工場の技術指導やマーケティング支援にまで踏み込んだ独自のビジネスモデルとそれを支えるITツールや動画を活用した現場教育
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KPI商社国内加工品と比較して
20%割安での提案が可能

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ミッション、ビジョンを基点にビジネスモデルや技術開発、人材育成等の全ての取り組みに軸を通している。独自の真空包装フィルムで賞味期限を3日→1週間に延長。
会場の様子791_09.jpg
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09.30 Wed

ミヨシ油脂が考える 『食の持続可能性とこれから』

講演ミヨシ油脂株式会社
代表取締役社長 執行役員三木 逸郎 氏
学びのPOINT

1.創業100年、世界にワクワクの種をまく
将来、世界人口が増え続け、世界で「どう生きるか」、「何を食べるか」を真剣に考えていく際、CafeMargapaneを発信基地とする
2.ミレニアム世代の消費トレンド
(1)健康・安全、低環境負荷、動物愛護、食料資源を本格的に考えていく
(2)動物性たんぱく質ではなく、植物性たんぱく質でミレニアム世代の消費トレンドを考える
3.7つのFOODnavigatorを通じ、我々はこれからの時代の「おいしさ」「健康」「食生活の変化」に貢献する
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Key word「Cafe Margapaneから
世にワクワクの種をまく」

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消費者はグルテンフリーやトレンドのみならず、健康を次のレベルまで求めている。ダイエットは更に進化していく中で、Clean labelという観点を忘れることはできない。健康志向がトレンドとなる中、これからもミヨシ油脂様は、「おいしさ・健康・食生活の変化」に貢献する為、邁進される。
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NEXT TIME

次回は熊本開催になります。北部農園から効率経営、阿部牧場からはブランディング戦略を学ぶ。