2021.02.03

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2021.01.19 Tue

DOMAIN&FUNCTION

戦略CFO研究会
ホールディング経営研究会

REPORT
講演

01.19 Tue

ホールディングス経営とグループマネジメントについて

講師東京システム運輸ホールディングス株式会社
専務取締役細川 武紀 氏
学びのPOINT

(1)ホールディングス経営へ成功への近道は企業精神にある。自社のポジショニングを理解し、ビジネスモデル・経営課題を認識したうえで社会貢献に取り組んでいく。
(2)グループ経営人財育成のため、執行役員制度を導入し、グループ本体の立場で鳥瞰する視座を身に着ける機会を設ける。そのためにも中期経営計画策定は世代幹部の教育も兼ねている。
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KPI中期経営計画と連動した
ホールディングス体制構築により
8期連続増収達成

【ホールディングス経営の勘所】

①分社化のタイミングと中期経営計画策定の機会を連動させる

②最適ポートフォリオ構築には、約10年必要

③事業・顧客・取引は「一つのカゴ」に盛らない

④赤字子会社をグループ支援で再生できる可能性がある

■HD化のメリット
①意思決定の迅速化
②事業毎のリスク分散
③損金算入限度額がトータルで増える
④各事業の実情に応じた人事制度の導入
⑤M&Aの防衛や迅速な対応が可能

講演

01.19 Tue

ボーダレス・ジャパンの
社会的使命と新たな事業を生み出す仕組み

講師株式会社ボーダレス・ジャパン
代表取締役副社長鈴木 雅剛 氏
学びのPOINT

(1)自立自走の促し方
"失敗許容度の高い環境"が"新規事業の良い場"かつ"経営者人材の育成の良い場"となる。
(2)助け合いを促す場の創出
自社がよければよい、となりがちな各社が互いに助け合う文化"身内化"を実現するために、財布を同じにする。
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KPI社員が失敗を恐れず、
自立自走する場(環境)をデザインする

(1)自立自走の促し方
人を"すごいね要求型"の依存型から"理想像探求型"の自立自走型へ向かわせることが重要。自立自走とは、自己の哲学・意思にもとづき、自己判断し行動すること。そのキーワードは、"自己承認""利他性""理想の社会像"。
(2)助け合いを促す場
各社事業社長の裁量権は大きく持たせるが、各社の利益を100%共有し、全事業社長の合議制によりグループ経営を行う。ボーダレス・ジャパンの役割は、合議制の意思決定のもと、事務局としてリソースの分配等、各社をサポートすること。
■自立自走する人間を生み出す要件

①自己決定する場
②想像を超越した失敗
③仲間のサポート
④成功体験
Voice 参加者の声
小企業の集合体を創り、如何にグループとしてうまく動かしていくかが、弊社での課題と感じました。
製造業・社長
ホールディングス体制移行の手続きと、その影響がとても参考になりました。
製造業・常務取締役
HDに関する内容とともに、講演企業自体の事業スタイルを大変興味深く拝聴しました。
建設業・社長