2021.03.12

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2021.01.28 Thu
2021.01.29 Fri

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT

01.28 Thu

喜びと安心と誇りの農業経営

視察・講演京丸園株式会社
代表取締役鈴木 厚志 氏
学びのPOINT

1.ユニバーサル農園への取組
(1)従業員99名のうち、24名が障がい者
(2)「人」を原点に農業展開を考えていく=戦略
(3)障がい者にできる仕事を見つけるのではなく、作業をレベル1~6にランク分けして、ランク別1作業当たりの工賃を決めて目標を持っていただく
(4)平均年齢、高齢者比率、障がい者雇用率、男女比を指標化する
(5)葉物は生産の日数の計算ができる
2.ユニバーサル農業から得た現場マネジメント
(1)現場では〇か×か。「きれいにしてください」という指示はダメで、何をどれだけどのようにきれいにするかという具体的な指示で人は動く
(2)障がい者から教えられる現場の改善
⇒課題解決で生産性も向上
(3)農業と福祉の融合
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ココがスゴイ!ユニバーサル農業で農業と福祉と
企業の連携事業はどこと連携するかがカギ

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名物!京丸ミニチンゲン

農業と福祉では、農業は障がい者雇用をし、育成・指導をする。福祉は、施設外就労、A/B型事業所の運営。
企業(特例子会社)と福祉では、企業は障がい者雇用をし、育成・指導をする。福祉は就労支援・生活支援をする。
企業(同)と農業では、農業は作業の切り出し、作業を委託。企業は、農作業の請負、生産性の向上をはかる。

今ある資源をどのように連携させるかがカギである。

01.29 Fri

アメリカンスタイルのアグリビジネス!!

視察・講演株式会社ブルーチップ
代表取締役馬場 憲之 氏
学びのPOINT

1.夢やビジョンの重要性
(1)自らが目指すビジョンを明確に描く
(2)アメリカンカルチャーの実現に向けて、オレゴン州に何度も足を運ぶ行動力
(3)明確なビジョンを描くことでパートナーとその"想い"を共有する
2.6次産業化への取り組み
(1)農業だけでは収穫期以外では収入が安定しないため、6次化は不可欠
(2)国家戦略特区へ挑戦し、農地にレストランの建設が可能に(県アグリ特区第1号)
3.体験価値の提供
(1)顧客ニーズの本質は「美味しい物を食べて幸せを感じたい」である
(2)自らの体験を価値として提供することがファンを生み出し、集客に繋がっている
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Key wordその土地で作り、飲むワインは
究極の地産地消である

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料理やワインが美味しい事は当たり前である。お客様はその美味しさを求めて来店されるが、本質は美味しい物を食べて幸せを感じたいという事である。ブルーチップが提供しているのは、その幸福感である。常滑という場所で常滑で生まれ育ったワインを飲むという究極の地産地消体験はここでしかできない。そこに価値が生まれ、人が集まる。
視察風景
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NEXT TIME

次回は関西開催になり、GreenGrooveから都市型農業から見た国産農業の可能性を、カタシモワインフードでは創業100年を超える西日本最古のワイナリーから顧客から選ばれ続ける秘訣を学ぶ